蛋白漏出性腎症
概要
尿中への過剰な蛋白喪失を引き起こす腎疾患です。
主な症状
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原因
糸球体腎炎(免疫複合体沈着)、アミロイドーシス、遺伝性腎症。ソフトコーテッドウィートンテリア・バーニーズ・ラブラドールに好発。
病態生理
糸球体の透過性障害→尿中にアルブミン・ATIII等の中〜大分子量蛋白が漏出→低アルブミン血症→浮腫・腹水。ATIII喪失→血栓塞栓症(PTE)リスク上昇。UPC(尿蛋白/クレアチニン比)>2.0で有意な蛋白尿。
治療
ACE阻害薬(ベナゼプリル0.5-1 mg/kg PO q12h)+ARB(テルミサルタン1 mg/kg PO q24h)併用で蛋白尿軽減。低ナトリウム食、腎臓食。抗血栓(クロピドグレル2 mg/kg PO q24h)— 低アルブミン血症で血栓リスク。免疫抑制(基礎免疫介在性疾患時):MMF。腎生検で組織学的分類。IRIS CKD管理。好発:バーニーズ、ソフトコーテッドウィートン。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
好発犬種の定期的UPC測定。ACE阻害薬(エナラプリル)+抗血栓療法。低蛋白食は議論あり。
予後
犬における蛋白漏出性腎症の予後は腎機能・尿路病変の重症度と進行速度により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
関連する薬品
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