シー・ズー腎異形成
概要
シー・ズーの先天性腎臓発達異常で、早期発症の慢性腎臓病を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
犬におけるシー・ズー腎異形成の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
原因
遺伝性。シーズーに好発。若齢犬で多飲多尿・成長不良で発見。ラサアプソにも報告。
病態生理
腎臓の先天的発達異常→未成熟ネフロン→機能的ネフロン数不足→若齢犬でCKD。腎生検で胎児型糸球体確認。
診断
シー・ズー腎異形成の診断は若齢犬の多飲多尿・成長不良から疑う。BUN/Cre上昇(腎不全)。尿検査:低比重尿(<1.025)、蛋白尿。腹部超音波:腎臓の小型化、皮髄境界不明瞭、エコー輝度上昇。腎生検:胎児型糸球体・尿細管の残存、異常な管状構造(確定診断)。シー・ズー、ラサ・アプソに好発。SDMA上昇(早期腎障害マーカー)。血圧測定:腎性高血圧の合併。鑑別:先天性腎疾患(PKD、腎無形成)、若齢犬の急性腎障害。予後は腎機能の残存程度に依存。
治療
腎異形成(シーズー好発):根治療法なし。CKD管理。腎臓食(低蛋白・低リン)。リン吸着剤(水酸化アルミニウム 30-90 mg/kg PO q8-12h)。ACE阻害薬(ベナゼプリル 0.25-0.5 mg/kg PO q24h)。皮下輸液(脱水補正)。BUN/Cre/SDMA/UPCモニタリング q2-4週。予後不良(若齢で進行性)。好発:シーズー(遺伝性)、ラサアプソ。(Lees, Vet Clin North Am 2004)
予防
好発犬種の繁殖管理。CKDの支持療法。
予後
犬におけるシー・ズー腎異形成の予後は基礎病態・治療時期・併存疾患により異なる。早期診断と適切な治療介入により多くの症例で良好な予後が期待される。継続的なモニタリングと飼育環境管理が長期予後改善に重要である。重症例・進行例・基礎疾患合併例では予後が悪化することがある。
関連する薬品
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