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犬 (Dog) その他 軽度

レッグ・ペルテス病

Legg-Calvé-Perthes Disease / レッグ・ペルテス病

概要

小型犬の子犬に見られる大腿骨頭の無腐性壊死で、股関節の痛みと跛行を引き起こします。

主な症状

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臨床徴候

犬におけるレッグ・ペルテス病の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

原因

血管閉塞による大腿骨頭の虚血性壊死。原因不明だが遺伝的素因。トイプードル・ミニチュアピンシャー・ヨークシャーテリア・WHWT。

病態生理

大腿骨頭への血液供給障害→無腐性壊死→大腿骨頭の崩壊・変形→二次性変形性関節症→股関節痛・跛行。小型犬の子犬(4〜11ヶ月齢)に好発。

診断

犬のレッグ・ペルテス病の診断はX線検査に基づく。X線(股関節VD伸展位): 大腿骨頭の不整・扁平化、骨硬化、骨溶解像、関節腔の拡大。進行期: 大腿骨頭の崩壊・変形(mushroom deformity)、二次性変形性関節症。初期は正常に見えることあり(2-4週間後に再検査)。触診: 股関節の外転・伸展時疼痛、可動域制限。患肢の筋萎縮(大腿四頭筋・臀筋)。好発: ミニチュアピンシャー、トイプードル、ヨークシャーテリア、WHWT、ケアンテリア。小型犬(<10 kg)に限定。4-12ヶ月齢で発症。片側性が90%。遺伝的素因あり。大腿骨頭切除術(FHO)が標準治療。

治療

大腿骨頭切除術(FHO)が標準治療 — 疼痛除去と機能回復に優れた成績。人工股関節全置換術(THR)は大型犬種で検討されるが、本疾患は主に小型犬に発症するためFHOが第一選択。術後リハビリ:早期荷重開始、水中トレッドミル、PROM、4-8週で良好な機能回復。保存療法(NSAIDs+運動制限)は軽症例で試みるが、多くの症例で外科が必要。NSAIDs:メロキシカム(0.1 mg/kg PO q24h)。好発犬種:トイ種(ヨーキー、ミニピン、ウェスティ、ケアーンテリア)。4-12ヶ月齢で発症。参考文献: Off W & Matis U. Comp Cont Ed Pract Vet 1997; Demko J & McLaughlin R. Vet Surg 2005.

予防

好発犬種の繁殖管理。大腿骨頭切除術(FHO)で疼痛管理。リハビリテーション。

予後

犬におけるレッグ・ペルテス病の予後は基礎病態・治療時期・併存疾患により異なる。早期診断と適切な治療介入により多くの症例で良好な予後が期待される。継続的なモニタリングと飼育環境管理が長期予後改善に重要である。重症例・進行例・基礎疾患合併例では予後が悪化することがある。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 グルコサミン・コンドロイチン

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