タマネギ・ニンニク中毒
概要
アリウム属(タマネギ・ニンニク・ネギ・チャイブ)の有機硫黄化合物が酸化的溶血性貧血を引き起こす。ニンニクはタマネギの3-5倍の毒性。加熱・乾燥後も毒性維持。日本犬(柴犬・秋田犬)は感受性高い。Heinz小体形成→溶血は摂取後1-5日で発現。
主な症状
原因
タマネギ・ニンニク・ネギ(生・加熱・粉末・乾燥すべて有毒)。離乳食・調味料・アジア料理に含まれる粉末も危険。少量の繰り返し摂取でも蓄積毒性。
病態生理
有機硫黄化合物→肝代謝→反応性酸化物→RBCグルタチオン系枯渇→ハインツ小体形成(変性ヘモグロビン沈着)→脾臓での細胞外溶血→溶血性貧血+メトヘモグロビン血症。
治療
脱汚染(催吐+活性炭)→溶血性貧血にpRBC輸血(PCV<15%)→メトヘモグロビン血症にNAC 140 mg/kg IV+アスコルビン酸 30 mg/kg IV→酸素療法。点滴で腎保護。SpO2はMetHbで偽正常→コオキシメトリー使用。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化 • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労
予防
タマネギ・ニンニク・ネギ類を犬から完全に除去。離乳食・市販おやつの成分表示確認。日本犬種は特に厳格に管理。
予後
早期脱汚染で良好。重篤な溶血性貧血では慎重。Heinz小体貧血は摂取後1-5日でピーク、2-3週で回復。日本犬種は少量で重篤化しうる。
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