耳内異物(草の実等)
概要
草の実等が外耳道に入り込み、急性の痛みと頭を振る行動を引き起こします。
主な症状
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原因
犬の消化管異物は消化できない物体(玩具・布・骨・植物繊維・毛球)を摂取し、胃・腸管に停滞または閉塞を起こす。異食・退屈・食餌管理不良が誘因。線状異物は腸重積・穿孔のリスクが高い。
病態生理
異物が管腔を閉塞すると口側の拡張・嘔吐・脱水・電解質異常を招き、圧迫壊死や線状異物の切創で腸穿孔・腹膜炎に至る外科的緊急疾患。
治療
異物除去が根治的。全身麻酔下が推奨(疼痛・頭部の動きによる鼓膜損傷リスク)。除去方法: ビデオオトスコープ(最良 — 拡大視野+精密操作)。 耳鏡+鰐口鉗子(従来法)。吸引(砂・小さな種子)。 洗浄による排出(温生理食塩水 — 鼓膜健全時のみ)。異物の種類: 草の実/ノギ(foxtail — 最多、深部迷入リスク)、 昆虫、砂、綿棒片、植物片。鼓膜評価: 異物除去後に必ず鼓膜の健全性を確認。 穿孔時: 耳毒性薬(アミノグリコシド点耳薬)使用禁忌。術後: 抗菌/抗炎症点耳薬(クロルヘキシジン+ステロイド)7-14日。 二次的外耳炎の治療。再診7日後(治癒確認)。合併症: 中耳炎(鼓膜穿孔時)、前庭症状、顔面神経麻痺。 foxtail迷入 → 耳下腺膿瘍・中耳骨溶解の可能性。CT推奨。予防: 草地散歩後の耳チェック。垂れ耳犬種で特に注意。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • Relax & CBD (フルスペクトラムCBD): 慢性疼痛・不安・難治性てんかん・緩和ケア。フルスペクトラムCBDがECS(エンドカンナビノイドシステム)のCB1/CB2受容体に作用→抗炎症・抗不安・抗けいれん。変形性関節症の疼痛、分離不安・騒音恐怖症、難治性てんかんの発作頻度低減、終末期QOL改善に ※Relax & CBD: 肝代謝(CYP450)薬物相互作用に注意
予防
犬における耳内異物(草の実等)の予防は栄養管理と環境管理が中心。バランスの取れた高品質食、急激な食事変更回避、食物アレルゲンの特定と除去食。草食動物(ウサギ・モルモット・チンチラ・デグー): 高繊維チモシー乾草を給与量の80%以上、ペレット過剰摂取回避、新鮮野菜の段階的導入。異物誤食予防(玩具・包装材・植物の管理)。定期的駆虫、ストレス管理、適切なワクチネーション。
予後
犬における耳内異物(草の実等)の予後は基礎病態・重症度・治療開始時期により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
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