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犬 (Dog) 筋骨格 軽度

肘関節形成不全

Elbow Dysplasia / 肘関節形成不全

概要

3つの発育性肘関節病態の総称:(1)内側鈎状突起離断(FCP/MCP)—最多(>60%);(2)上腕骨内側顆OCD;(3)肘突起癒合不全(UAP)。30〜50%が両側性。治療なしでは進行性二次OAが必発。OFA肘評価:Grade 0(正常)〜Grade III。

主な症状

跛行(左前肢) 跛行(右前肢) 触ると痛がる 動きたがらない こわばり

原因

多因子性(遺伝+環境)。好発:ラブラドール、ゴールデン、ジャーマンシェパード、ロットワイラー、バーニーズ、ニューファンドランド。4〜8ヶ月齢で発症。急速な成長・高カロリー食・高Ca食がリスク。

病態生理

橈尺骨の不整合(橈尺骨関節の段差)→内側鈎状突起への過剰ストレス→軟骨下骨の微小骨折→破片化(FCP)。OCD:軟骨内骨化障害→軟骨異常肥厚→深部軟骨の無腐性壊死→フラップ形成。UAP:大型犬での20週齢までの肘突起癒合不全→関節不安定性。いずれも→内側コンパートメントの過負荷→進行性OA。

治療

FCP:関節鏡下フラップ除去(ゴールドスタンダード)—跛行改善率60〜70%;同時に冠状突起部分骨切除(subtotal coronoid ostectomy)またはPAUL(近位外転尺骨骨切り術)で内側コンパートメントの除荷。保存療法(Grade I軽症若齢犬):8〜12週の厳格な安静+NSAIDs(カルプロフェン4.4 mg/kg SID)+制御的水泳;40〜60%改善するがOA進行は継続。UAP:ラグスクリュー固定(<24週齢)または小フラップ除去+動的近位尺骨骨切り。上腕骨内側顆OCD:関節鏡下フラップ除去+軟骨下骨掻爬。全タイプ—長期OA管理:メロキシカム0.05〜0.1 mg/kg SID、ベジンベトマブ(リブレラ)0.5 mg/kg SC 月1回、EPA/DHA 40〜100 mg/kg/日、グルコサミン/コンドロイチン、制御的低負荷運動。末期OA:TATE肘置換術または人工肘関節置換術(選択症例)。両側性:6〜8週間隔で段階的手術。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Joint (MSM+グルコサミン/コンドロイチン): 関節軟骨保護・抗炎症 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート • Protain (高品質タンパク質+コラーゲン前駆体): がん悪液質・術後筋肉維持・除脂肪体重保持 ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意 ※Protain: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意

予防

品種スクリーニング(繁殖前のOFA肘評価—Grade 0のみ繁殖)。大型犬子犬用フード(過剰Ca回避、成長速度制限)。好発犬種の子犬への高カロリー食を避ける。

予後

FCP:関節鏡手術で60〜70%改善;治療の有無にかかわらず大部分でOAが進行。UAP:早期(<24週)ラグスクリュー固定で良好。OCD:フラップ除去後75〜85%で正常機能回復。全体:適切な内科管理で大部分が許容できるQOLを維持。作業犬・スポーツ犬では以前のパフォーマンスに戻れない場合あり。OA管理は生涯継続。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 グルコサミン・コンドロイチン 💊 ベジンベトマブ(リブレラ) 💊 ベジンベトマブ(リブレラ)

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