緑内障
概要
眼圧(IOP)が猫の正常域(おおむね25-30 mmHg以上)を超えて上昇し、視神経と網膜を障害する疾患。猫では犬と異なり原発(品種関連)緑内障はまれで、ほとんどが続発性 — 慢性前部ぶどう膜炎(FIP、FeLV/FIV、トキソプラズマ、リンパ肉腫)、眼内腫瘍、水晶体脱臼、前房出血などに続発する。発症が緩徐なため、受診時にはすでに牛眼(buphthalmos)や視力喪失が進行していることが多い。
主な症状
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原因
猫では大半が続発性: 慢性前部ぶどう膜炎(FIP、FeLV/FIV、トキソプラズマ、リンパ肉腫が最多原因)、眼内腫瘍(びまん性虹彩黒色腫・リンパ腫)、前方水晶体脱臼、前房出血、外傷後の隅角損傷。原発(隅角形成異常)緑内障はまれで、シャム・バーミーズ・ペルシャで散発的に報告される。
病態生理
房水の主たる流出路(虹彩角膜角=隅角)が、ぶどう膜炎による炎症性細胞・フィブリン・前房出血、あるいは腫瘍・脱臼水晶体などで閉塞されると、房水流出抵抗が上昇して眼圧が上がる。上昇した眼圧は網膜神経節細胞のアポトーシスと篩状板での視神経軸索障害を引き起こし、進行性かつ不可逆的な視力喪失を来す。慢性高眼圧は眼球拡張(牛眼)、強膜の菲薄化、水晶体亜脱臼、デスメ膜破裂(Haab線条)を生じる。猫では原発閉塞隅角の急性発作は犬より少なく、続発性に緩徐進行する経過が典型的である。
治療
急性発作時はマンニトール1-2g/kg IVを20分以上かけて投与し眼圧を緊急降下。ドルゾラミド点眼液q8hで房水産生を抑制。開放隅角型であればラタノプロスト0.005%点眼1滴(閉塞隅角型・ぶどう膜炎続発型では禁忌)。ブプレノルフィン0.01-0.02mg/kg SLで疼痛管理。眼圧モニタリング(トノペン/トノベット)を頻回実施。内科治療に反応しない場合は毛様体光凝固術・義眼挿入・眼球摘出を検討。猫の緑内障はぶどう膜炎続発が多く、原因疾患(FIP・リンパ腫・トキソプラズマ)の治療が重要。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化。NMN 5000mgがNAD+産生を促進→ミトコンドリア機能改善+サーチュイン(SIRT1-7)活性化。認知機能低下(CDS)、変性性脊髄症、慢性代謝疾患(糖尿病/クッシング)、加齢性臓器機能低下のサポートに
予防
緑内障の予防: 定期的な眼科検査。環境中の刺激物(粉塵、アンモニア)の低減。外傷予防。基礎疾患(高血圧等)の管理。
予後
緑内障の予後: 早期治療で視機能温存可能。慢性疾患は長期管理が必要。網膜疾患は不可逆的な場合がある。
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