両生類オゾン・クロラミン中毒(水処理)
Amphibian Ozone / Chloramine Toxicity (Water Treatment) / 両生類オゾン・クロラミン中毒(水処理)
概要
適切な脱塩素処理なしに使用された水道水中の残留水処理化学物質(クロラミン、オゾン、銅)による急性中毒。
主な症状
erratic swimming
gasping
gill damage
gill irritation
hemorrhage
hyperactivity
skin redness
sudden death
原因
クロラミン(塩素+アンモニア、水道水処理で使用増加)は汲み置きや遊離塩素のみ対応の中和剤では除去不能。新設配管やアルジサイドからの銅。UV/オゾン浄水器からのオゾン残留。
病態生理
クロラミンとオゾンは鰓上皮と皮膚を破壊する強力な酸化剤。銅は浸透圧調節酵素を阻害。両生類は水と溶存物質を能動的に吸収する透過性皮膚のため、極めて感受性が高い。
治療
直ちに清浄な脱塩素水に移行。チオ硫酸ナトリウム(クロラミンを中和する水質調整剤)を1ガロンあたり1-2滴使用。支持療法。鰓サポートのためメチレンブルー浴(2 mg/L)。エアレーション。多くの死亡例は治療開始前に発生。
予防
クロラミン(塩素だけでなく)を中和する水質調整剤を必ず使用。使用前にクロラミンテストキットで水を検査。処理後24時間熟成。蒸留水は使用禁止(浸透圧ストレス)。新設配管は5分間通水後に採水。
予後
曝露が有意な場合は予後不良。生存個体は永続的な鰓損傷を有する可能性。予防が不可欠。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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