馬草病
概要
自律神経系の変性疾患。消化管麻痺。英国・北欧に多い。致死率高い。
主な症状
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病態生理
馬草病(Equine Grass Sickness/equine dysautonomia)はClostridium botulinum Type C毒素との関連が強く疑われている自律神経系の変性疾患で、英国・北欧で主に発生する。消化管の自律神経叢(筋間神経叢、粘膜下神経叢)の広範な神経細胞変性→消化管完全停滞(イレウス)→胃拡張→大腸停滞→脱水→死亡。急性型(2日以内に死亡)、亜急性型(3-7日)、慢性型(7日以上生存)に分類。放牧馬(特に新しい牧場への移動後2ヶ月以内)に好発。日本での報告は極めて稀 (Wylie CE et al. Equine Vet J 2016;48:525-531)。
予防
馬草病の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。
予後
急性型・亜急性型は予後きわめて不良(致死率>95%)→安楽死が推奨。慢性型のみ支持療法(高カロリー流動食、少量頻回給餌、輸液)で回復の可能性がある(生存率50-70%)。回復には数ヶ月〜1年を要し、体重回復が指標。確立された予防法はないが、牧場の管理(新しい放牧地への段階的移行)が示唆されている (Wylie CE et al. Equine Vet J 2016;48:525-531)。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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