敗血症
概要
血流中の全身性細菌感染で敗血症性ショックと多臓器不全を引き起こします。
主な症状
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原因
ウサギにおける敗血症の原因: 血流中の全身性細菌感染で敗血症性ショックと多臓器不全を引き起こします。
病態生理
ウサギの敗血症は全身性細菌感染で、Pasteurella multocida(最多 — ウサギの呼吸器常在菌からの播種)、Staphylococcus aureus(歯根膿瘍→菌血症)、E. coli(消化管由来)が主要原因菌。ウサギは症状を隠す(prey species behavior)ため、飼い主が異常に気づいた時点で既に敗血症が進行していることが多い。低体温(<37°C)は敗血症の早期徴候で、進行するとショック→多臓器不全。不正咬合→歯根膿瘍→菌血症→敗血症はウサギに特徴的なカスケード (Harcourt-Brown F. 2014)。
治療
ウサギの敗血症は即座の積極的介入を要する致命的緊急疾患。可能であれば抗菌薬投与前に血液培養を採取(治療開始を遅らせない)。積極的IV輸液蘇生: 晶質液ボーラス10-20 mL/kgを10-15分かけて投与、ショック時は最大3回反復。経験的二剤抗菌薬併用: エンロフロキサシン10-20 mg/kg IV/SC q12h(グラム陰性菌カバー、パスツレラ・ムルトシダがウサギ敗血症の最多原因菌)+メトロニダゾール20 mg/kg PO q12h(嫌気性菌カバー)。パスツレラ疑いにはinjectable penicillin G 42,000-84,000 IU/kg SC q48h(注射は安全 — 経口ペニシリンは絶対禁忌)。TMS 30 mg/kg PO/SC q12hをグラム陰性菌カバーの代替として。培養感受性試験結果で抗菌薬調整。フェイスマスクまたは鼻カニューレで酸素投与。体温維持のため積極的加温(低体温=予後不良徴候)。メロキシカム0.3-0.5 mg/kg SC q24h(腎障害疑い時は慎重投与)。ブプレノルフィン0.02-0.05 mg/kg SC q6-8hで疼痛管理。血糖モニタリング(敗血症時は低血糖頻発 — IVデキストロースで治療)。嚥下可能になり次第Critical Care(Oxbow)q4-6hでシリンジ給餌。メトクロプラミド0.5-1.0 mg/kg SC q6-8hでGI stasis予防。感染源の特定と対処: 歯科膿瘍、子宮感染、創傷、肺炎、尿路感染。必要に応じてソースコントロール手術(膿瘍排膿、子宮蓄膿症にOHE)。参考文献: Harcourt-Brown (2002), Oglesbee (2011). [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に
予防
敗血症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
敗血症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
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