腎盂腎炎
概要
腎盂と腎実質の細菌感染で、下部尿路感染からの上行性感染が多いです。
主な症状
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原因
ウサギにおける腎盂腎炎の原因: 腎盂と腎実質の細菌感染で、下部尿路感染からの上行性感染が多いです。
病態生理
ウサギにおける腎盂腎炎の病態生理はネフロン進行性喪失または尿路機能障害により展開する。CKD: 機能ネフロン減少→残存ネフロン過剰負荷→糸球体高血圧・蛋白尿→更なるネフロン傷害という悪循環を形成する。二次性に高リン血症、二次性副甲状腺機能亢進症、貧血(エリスロポエチン低下)、全身性高血圧、尿毒症性中毒物質蓄積が起こる。FLUTD/FIC: 神経内分泌系の慢性ストレス応答が膀胱壁神経炎症・透過性亢進を引き起こし、自発的疼痛・排尿異常を生じる。
治療
ウサギにおける腎盂腎炎の治療: 通常は下部尿路感染からの上行性、パスツレラまたは大腸菌が多い。尿培養感受性に基づく長期全身抗菌薬(最低4-6週): エンロフロキサシン10-20mg/kg PO/SC q12h(腎浸透性良好、第一選択)、またはTMS 30mg/kg PO q12h。注射用ペニシリンG 42,000-84,000 IU/kg SC q48hはパスツレラに安全(経口ペニシリンは致死的)。経口ペニシリン/リンコサミド/エリスロマイシンは絶対禁忌。積極的輸液: SC LRS 100-150mL/kg/日(腎灌流維持・利尿促進)。鎮痛: メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO/SC q24h(腎機能障害時は慎重に—最低有効量)。腎機能モニタリング: BUN、Cre、SDMA、尿比重、尿検査を治療中2-4週毎。低Ca適度蛋白食(チモシー干し草主体)。飲水促進。片側性で膿瘍/機能廃絶腎: 腎摘出(対側腎機能確認必須)。尿路結石の併発を除外(腹部X線)。参考: Harcourt-Brown (2002); Quesenberry & Carpenter (2012)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
腎盂腎炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
腎盂腎炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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