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うさぎ (Rabbit) その他 中等度

精巣炎

Orchitis / 精巣炎

概要

パスツレラやトレポネーマによる精巣の炎症・感染。膿瘍化することがあります。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける精巣炎の臨床徴候は生殖器病態により異なる。子宮蓋膿症: 多飲多尿・嘔吐・元気消失・腹部膨満・陰部分泌物(開放型)または無症候進行(閉鎖型)。乳腺炎: 乳房腫脹・疼痛・発熱・乳汁異常。前立腺疾患: 排尿困難・血尿・排便困難・後肢跛行。難産: 分娩遷延・努責持続・分娩間隔異常・母体ぐったり。妊娠中毒症: 終末期妊娠の元気消失・食欲不振・神経症状。

原因

ウサギにおける精巣炎の原因: ホルモンバランス異常、感染性病原体、難産、栄養欠乏、加齢、遺伝的要因による生殖器病理。不適切な繁殖管理がリスクを高める。

病態生理

精巣炎はウサギにおける生殖器疾患である。ホルモンバランスの異常、構造異常、または生殖器への感染過程を伴う。性ホルモンの調節障害は生殖器官の嚢胞性変化、過形成、または腫瘍形成を引き起こしうる。産科的合併症は機械的閉塞や代謝異常を引き起こし、母体と産子の両方を脅かす。生殖器の二次細菌感染は全身性敗血症に進行しうる。

診断

視診・触診で精巣の腫脹・硬度変化・疼痛・発赤を評価。超音波で精巣実質のエコー変化・膿瘍形成を確認。精巣周囲液貯留(陰嚢水腫との鑑別)を評価。分泌物がある場合は細菌培養・感受性試験—Pasteurella multocida・Treponema cuniculiが原因菌として多い。CBC(白血球数上昇・左方移動)・生化学で全身性炎症を評価。トレポネーマ症との鑑別にダークフィールド顕微鏡検査・RPR。確定診断は去勢術後の病理組織検査。

治療

精巣炎の治療: 去勢手術(両側精巣摘出)が根治療法。原因菌の特定: (1) Pasteurella multocida(最多): エンロフロキサシン10-20 mg/kg PO/SC q12h×14-21日(術前・術後)。(2) ウサギ梅毒(Treponema cuniculi — 性病伝播): プロカインペニシリンG 42,000-84,000 IU/kg SC q48h×3回(注射用ペニシリンは安全 — トレポネーマに対し治癒的)。接触ウサギ全頭を同時治療。(3) 黄色ブドウ球菌: 培養感受性に基づく。TMS 30 mg/kg PO q12hまたはクロラムフェニコール50 mg/kg PO q8h。手術: 標準的開放去勢。膿瘍あれば造袋術、乾酪物質デブリードマン、クロルヘキシジン0.05%洗浄。広範壊死にはCa(OH)2またはPMMAビーズ。麻酔: デクスメデトミジン5-10 μg/kg IM+ブプレノルフィン0.03-0.05 mg/kg IM。リドカイン2%精巣内ブロック。術後: メロキシカム0.3-0.6 mg/kg PO q24h×7-10日。消化管うっ滞予防: 術直後からチモシー牧草。経口ペニシリン系は絶対禁忌。参考文献: Harcourt-Brown (2002); Varga (2014); Saito & Woerle (1981).

予防

精巣炎の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。

予後

精巣炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 エンロフロキサシン 💊 クリンダマイシン 💊 クロラムフェニコール 💊 ペニシリンG 💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン 💊 リドカイン 💊 メデトミジン 💊 デクスメデトミジン

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