嚢胞性乳腺炎
概要
乳腺の嚢胞変化と感染で、未避妊の雌に多く、ホルモン不均衡に関連する可能性があります。
主な症状
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臨床徴候
ウサギにおける嚢胞性乳腺炎の臨床徴候は生殖器病態により異なる。子宮蓋膿症: 多飲多尿・嘔吐・元気消失・腹部膨満・陰部分泌物(開放型)または無症候進行(閉鎖型)。乳腺炎: 乳房腫脹・疼痛・発熱・乳汁異常。前立腺疾患: 排尿困難・血尿・排便困難・後肢跛行。難産: 分娩遷延・努責持続・分娩間隔異常・母体ぐったり。妊娠中毒症: 終末期妊娠の元気消失・食欲不振・神経症状。
原因
ウサギにおける嚢胞性乳腺炎の原因: 乳腺の嚢胞変化と感染で、未避妊の雌に多く、ホルモン不均衡に関連する可能性があります。
病態生理
嚢胞性乳腺炎はウサギにおける生殖器疾患である。ホルモンバランスの異常、構造異常、または生殖器への感染過程を伴う。性ホルモンの調節障害は生殖器官の嚢胞性変化、過形成、または腫瘍形成を引き起こしうる。産科的合併症は機械的閉塞や代謝異常を引き起こし、母体と産子の両方を脅かす。生殖器の二次細菌感染は全身性敗血症に進行しうる。
診断
乳腺の腫脹・波動感のある嚢胞状腫瘤・乳汁異常から嚢胞性乳腺炎を疑う。FNA細胞診で嚢胞液(漿液性〜膿性)と炎症細胞を確認。超音波で乳腺内の嚢胞構造を確認し充実性腫瘤(腫瘍)と鑑別。嚢胞液の培養で二次感染菌を同定。CBC/生化学でヘテロフィル増多・ホルモン異常を評価。ウサギでは偽妊娠・ホルモン失調が嚢胞性変化の素因。未避妊雌で好発し、乳腺腫瘍(腺癌)との鑑別が重要。鑑別に乳腺腫瘍・脂肪腫・膿瘍を考慮する。
治療
ウサギにおける嚢胞性乳腺炎の治療: 1. 根治的治療: 卵巣子宮摘出術(OHE)+ 乳腺切除術。ホルモン依存性のため避妊手術が第一選択。2. 感染合併時: エンロフロキサシン5-10mg/kg PO q12h×10-14日(培養感受性に基づき調整、経口βラクタム禁忌)。3. 周術期管理: ブプレノルフィン0.01-0.05mg/kg SC q6-8h(術後疼痛)、メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO q24h×5-7日。4. 術前検査: 細針吸引細胞診(FNA)で悪性腫瘍の除外。胸部X線で肺転移チェック。5. 術後: 強制給餌(クリティカルケア)、干し草自由摂取、エリザベスカラー。6. 病理組織検査で確定診断。乳腺癌との鑑別が重要。
予防
嚢胞性乳腺炎の予防: 適時の避妊去勢手術(繁殖予定がない場合)。妊娠期の適切な栄養管理。分娩の監視。
予後
嚢胞性乳腺炎の予後: 避妊去勢術で根治可能な疾患が多い。難産は早期介入で母子の予後改善。
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