膣過形成
概要
発情期にホルモン依存性の膣組織増殖により外陰部から組織が突出する状態です。
主な症状
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臨床徴候
ウサギにおける膣過形成の臨床徴候は外傷部位と重症度により異なる。骨折: 跛行(非荷重)・腫脹・捻髪音・変形・疼痛。裂傷: 出血・組織欠損・感染リスク。内臓損傷: ショック徴候・腹部緊張・呼吸困難(横隔膜ヘルニア・気胸)。脳挫傷: 意識低下・瞳孔異常・運動失調・発作。脊椎損傷: 麻痺・反射異常・排尿障害。重度外傷では多発外傷の評価と緊急安定化が予後を左右する。
原因
ウサギにおける膣過形成の原因: 発情期にホルモン依存性の膣組織増殖により外陰部から組織が突出する状態です。
病態生理
膣過形成はウサギにおける生殖器疾患である。ホルモンバランスの異常、構造異常、または生殖器への感染過程を伴う。性ホルモンの調節障害は生殖器官の嚢胞性変化、過形成、または腫瘍形成を引き起こしうる。産科的合併症は機械的閉塞や代謝異常を引き起こし、母体と産子の両方を脅かす。生殖器の二次細菌感染は全身性敗血症に進行しうる。
診断
外陰部からの腫瘤状突出・排尿困難・外陰部腫脹から膣過形成を疑う。身体検査で膣粘膜の浮腫性腫脹・突出を確認。組織生検で間質の浮腫・過形成を確認し腫瘍を除外。超音波で子宮疾患(子宮腺癌・子宮蓄膿症)を同時評価。CBC/生化学でホルモン異常を評価。エストロゲン上昇の原因(卵巣嚢胞・卵巣腫瘍)を検索。ウサギでは未避妊雌のエストロゲン過剰が主因。子宮腺癌(4歳以上の未避妊雌で60-80%の発生率)の併発検索が不可欠。
治療
ウサギにおける膣過形成の治療: 1. 根治的治療: 卵巣子宮摘出術(OHE)。ホルモン依存性のため避妊手術が第一選択で、術後に過形成組織は退縮する。2. 突出組織のケア: 生理食塩水で湿潤保持、非付着性ガーゼで保護。乾燥・壊死予防に水溶性潤滑剤を塗布。3. 周術期抗菌薬: エンロフロキサシン5-10mg/kg PO q12h×7-10日(経口βラクタム禁忌)。4. 疼痛管理: メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO q24h×5-7日、ブプレノルフィン0.01-0.05mg/kg SC q6-8h(術後)。5. 排尿障害がある場合: 膀胱の圧迫排尿またはカテーテル管理。6. 栄養サポート: 強制給餌(クリティカルケア)、干し草自由摂取。繁殖に使用しない雌は予防的にOHEを推奨。
予防
膣過形成の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
膣過形成の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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