← トップへ戻る
うさぎ (Rabbit) 生殖器 重度

子宮脱(ウサギ)

Uterine Prolapse / 子宮脱(ウサギ)

概要

ウサギにおける外傷性の生殖器系疾患。子宮脱は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示すうさぎの他の疾患を確認できます

臨床徴候

疼痛、腫脹、打撲、出血、跛行、運動性低下、創傷・組織損傷の視認、行動変化(隠れる、攻撃性)、重症例ではショック徴候。

原因

ウサギにおける外傷性の生殖器系疾患。子宮脱は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

病態生理

ウサギにおける外傷性の生殖器系疾患。子宮脱は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

診断

子宮脱(ウサギ)の診断は臨床徴候、詳細な病歴、身体検査に基づく。推奨される検査: X線検査 (Radiography), 身体検査 (Physical Examination), 全血球計算 (CBC), 超音波検査 (Ultrasonography)。ウサギにおける類似の臨床徴候を呈する他疾患との鑑別が必要である。

治療

子宮脱(ウサギ)。★分娩直後に多発。露出した子宮は速やかに整復/切除★。 整復(新鮮例): 湿潤生食で洗浄→用手的整復→OHE(再発防止)。 切除(壊死/整復不能例): 壊死部を切除+OHE。 卵巣子宮摘出術(OHE)が根治的治療(第一選択)。術前安定化: 輸液 60-100 mL/kg/day IV。 広域抗菌薬: エンロフロキサシン 5-10 mg/kg IV/SC(術前投与)。 疼痛管理: ブプレノルフィン 0.03-0.05 mg/kg SC q6-8h。 重症(敗血症/ショック時): コロイド輸液+酸素。OHE術式: 腹壁正中切開。卵巣動静脈+子宮動静脈の確実な結紮。 ★ウサギは子宮が脆弱 — 愛護的操作必要★。術後管理: 輸液継続。疼痛管理。消化管運動促進(GI stasis予防が重要)。 強制給餌(Critical Care)。チモシーヘイ提供。 ★ペニシリン系/セファロスポリン系経口は致死的禁忌★。 術後抗菌薬: エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO q12h × 7-10日。予後: 術前状態良好な症例で良好。敗血症/腹膜炎合併は予後慎重。

予防

ウサギにおける子宮脱の予防は適切な繁殖管理と早期避妊去勢手術が中心。早期避妊(雌・初発情前): 乳腺腫瘍リスクを劇的に低下(0.5%)。避妊(成熟前): 子宮蓋膿症リスクゼロ。早期去勢(雄): 前立腺肥大症・前立腺癌(一部)・精巣腫瘍・肛門周囲腺癌リスク低下。繁殖前のブルセラ症・ヘルペスウイルス検査による感染性生殖器疾患予防。妊娠中毒症予防: 妊娠終末期の高エネルギー食給与。

予後

ウサギにおける子宮脱の予後は病態と治療時期、緊急性の有無により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 ドキシサイクリン 💊 ブプレノルフィン

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

生殖器の他の疾患(うさぎ)

うさぎの全疾患を見る →

VetDictでうさぎの鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

舌裂傷(ウサギ) (共通8症状) 熱射病(神経型)(ウサギ) (共通8症状) 十字靭帯断裂(ウサギ) (共通8症状) 脊髄損傷(ウサギ) (共通8症状) 創傷感染(ウサギ) (共通8症状) 熱傷(ウサギ) (共通8症状) 凍傷(ウサギ) (共通8症状) 耳裂傷(ウサギ) (共通8症状)
📋 うさぎの疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。