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うさぎ (Rabbit) 皮膚 軽度

角膜ジストロフィー

Corneal Dystrophy / 角膜ジストロフィー

概要

角膜実質内への脂質またはカルシウムの両側性・非炎症性の沈着で、灰白色の混濁として現れる。通常は遺伝性/品種関連で、疼痛や血管新生を伴わない(角膜炎との鑑別点)。脂質沈着は基礎の高脂血症を、カルシウム性(帯状)角膜症はカルシウム・リン代謝異常を反映しうるため代謝学的精査が適切である。視力への影響は混濁が高密度かつ中央部にある場合に限られる。

主な症状

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原因

遺伝性/品種関連の角膜実質沈着。脂質性角膜症は原発性または高脂血症に続発しうる。カルシウム性(帯状)角膜症はカルシウム・リン代謝異常や慢性眼表面疾患と関連する。一般に非感染性・非外傷性。

病態生理

角膜実質内への脂質(コレステロール・リン脂質)またはカルシウム塩の異常蓄積が規則的なコラーゲン格子を乱し、光を散乱させて非炎症性の混濁を生じる。脂質沈着は局所または全身の脂質バランス異常に、カルシウム沈着はカルシウム・リン積の乱れや慢性眼表面疾患に関連する。血管・炎症成分を伴わないため角膜は静穏で、沈着は緩徐に進行し、視軸に及ぶか二次的な表面びらんを誘発した場合にのみ視力を障害する。

治療

ウサギにおける角膜ジストロフィーの治療: 1. 脂質性ジストロフィー(最多): 非進行性・非潰瘍性であれば経過観察。高脂血症が確認されれば低脂質食への変更。シクロスポリン0.2%点眼 q12hが進行抑制に有効な場合あり。2. カルシウム性ジストロフィー: EDTA キレート点眼(1.7%エデト酸二Na)q6-8h×2-4週でCa沈着溶解。視力障害を伴う高密度混濁には表層角膜切除術。3. 二次性角膜潰瘍併発時: フルオレセイン染色で深度評価、クロラムフェニコール0.5%点眼 q6hまたはフシジン酸 q12h(潰瘍時のステロイド点眼は禁忌)。散瞳にはトロピカミド1%(アトロピンは不可—約30%にアトロピナーゼ)。融解性潰瘍には自家血清点眼 q2h。4. 基礎代謝疾患の除外: 血清Ca、P、脂質パネル。5. 両側性・非炎症性・品種関連(遺伝性)。細隙灯検査で3-6ヶ月毎に進行度モニタリング。参考: Williams (2007); Harcourt-Brown (2002)。

予防

予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる

予後

先天性疾患の予後は異常の種類と重症度に依存する。軽度の機能的異常は管理可能で予後良好。重度の構造的異常は外科的介入が必要な場合があり、予後は変動的。遺伝性疾患の場合、罹患個体の繁殖は避けるべき。

関連する薬品

💊 クロラムフェニコール 💊 アトロピン 💊 フシジン酸 💊 トロピカミド 💊 トロピカミド

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