大動脈石灰化
概要
高カルシウム血症や加齢に関連した大動脈と主要動脈の石灰化です。
主な症状
原因
ウサギにおける大動脈石灰化の原因: 高カルシウム血症や加齢に関連した大動脈と主要動脈の石灰化です。
病態生理
大動脈石灰化はウサギにおける循環器疾患である。心臓、大血管、または末梢血管系の構造的・機能的異常を伴う。心拍出量の低下、弁膜機能障害、調律異常により組織灌流が障害される。代償機構(神経ホルモン活性化、心室リモデリング)が一時的に機能を維持するが、進行性の心筋劣化を引き起こす。心不全、血栓塞栓症、突然死が進行期疾患の潜在的結果である。
治療
ウサギにおける大動脈石灰化の治療: 1. 食事管理(最重要): 低カルシウム食への変更—アルファルファ干し草をチモシー干し草に変更、カルシウム含有量の高い野菜(ケール、ブロッコリー)を制限、ペレットはチモシーベースに限定。2. 飲水促進: 多数の水場設置、野菜からの水分補給。3. ビタミンD過剰の是正: サプリメントの中止。4. 腎機能モニタリング: BUN/Cre、Ca/P比の定期検査(高Ca血症は腎石灰化も惹起)。5. 心機能評価: 心エコー、胸部X線で進行度モニタリング。6. 対症療法: 運動不耐性が顕著な場合はメロキシカム0.3mg/kg PO q24hで疼痛・炎症管理。7. 根治的治療はなく、進行予防が主体。高齢ウサギに多い不可逆性変化。8. 心不全併発時: フロセミド1-4mg/kg PO/IM q8-12h(予後は慎重)。参考: Harcourt-Brown (2002); Girling (2013) BSAVA Manual of Rabbit Medicine。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート
予防
大動脈石灰化の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
大動脈石灰化の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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