野兎病(ウサギ)
Tularemia / 野兎病(ウサギ)
概要
ウサギにおける細菌性の多臓器/全身疾患。野兎病は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
F. tularensis。マダニ媒介、感染野生ウサギとの接触。
病態生理
F. tularensisの感染→リンパ節腫大・肝脾腫・敗血症。ウサギでは急性致死的。人獣共通感染症。
治療
【野兎病(Francisella tularensis)】■⚠人獣共通感染症(BSL-3)—取り扱い時にPPE着用必須。■薬物療法: ゲンタマイシン 5 mg/kg IM q24h × 10日(第一選択)。エンロフロキサシン 10 mg/kg PO/SC q12h × 14日。クロラムフェニコール 50 mg/kg PO q12h × 14日。■支持療法: 積極的輸液(脱水補正)、強制給餌、保温。■隔離: 感染動物の厳格な隔離、ケージ・器具の次亜塩素酸Na消毒。■予後: 急性型は致死率極めて高い(90%+)。慢性型は抗菌薬で改善の可能性あり。■⚠ペニシリン系経口投与禁忌。届出感染症(家畜伝染病予防法)。(Quesenberry & Carpenter 2020)
予防
マダニ予防。野生ウサギとの接触回避。取扱い注意(人獣共通)。
予後
ウサギにおける野兎病の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。
関連する薬品
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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