無乳症(ウサギ)
概要
ウサギにおける代謝性の生殖器系疾患。無乳症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示すうさぎの他の疾患を確認できます
臨床徴候
外陰部・包皮分泌物、難産、乳腺腫脹、不妊、行動変化、腹部膨満、怒責、卵づまり(鳥類・爬虫類)。
原因
ウサギにおける代謝性の生殖器系疾患。無乳症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
ウサギにおける代謝性の生殖器系疾患。無乳症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
診断
無乳症(ウサギ)の診断は臨床徴候、詳細な病歴、身体検査に基づく。推奨される検査: 超音波検査 (Ultrasonography), 血液生化学検査 (Blood Chemistry Panel), ホルモン検査 (Hormone Assay), 細胞診 (Cytology)。ウサギにおける類似の臨床徴候を呈する他疾患との鑑別が必要である。
治療
【無乳症】■原因特定: 乳腺炎、栄養不良、ストレス、全身性疾患、脱水。■乳腺炎治療: エンロフロキサシン 10 mg/kg PO/SC q12h × 10-14日。温罨法+穏やかな搾乳。■栄養管理: 高栄養食(ペレット増量、アルファルファ、新鮮野菜)。十分な水分摂取。■仔ウサギ管理: 人工哺乳(KMR子猫用ミルク or ウサギ代用乳、1-2 mL/回、1日2回、仰向け禁忌→腹臥位で授乳)。■ストレス軽減: 静かな環境、不必要な取り扱い回避。■オキシトシン: 0.5-1 IU/kg IM(射乳促進、一時的効果)。■予後: 原因治療で改善可能。慢性乳腺炎は繁殖からの除外推奨。(Quesenberry & Carpenter 2020)
予防
ウサギにおける無乳症の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。
予後
ウサギにおける無乳症の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。
関連する薬品
※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます
その他の他の疾患(うさぎ)
VetDictでうさぎの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。