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犬 (Dog) 腫瘍 軽度

褐色細胞腫

Pheochromocytoma / 褐色細胞腫

概要

副腎の腫瘍で過剰なカテコラミンを産生し、発作的な高血圧を引き起こします。

主な症状

不安行動 食欲不振 過度のパンティング 無気力

原因

副腎髄質クロマフィン細胞の腫瘍性増殖。高齢犬(>10歳)に好発。特定の犬種素因は明確でない。副腎偶発腫として超音波で発見されることも多い。クッシング症候群との併存が20〜50%。

病態生理

副腎髄質クロマフィン細胞の腫瘍性増殖→カテコラミン(エピネフリン・ノルエピネフリン)の不規則な大量放出→発作的高血圧→頻脈・不整脈・振戦・不安・虚脱。持続性高血圧→網膜障害・心肥大・腎障害。約50%が悪性で後大静脈への浸潤・肝臓や肺への転移あり。副腎皮質腫瘍(クッシング)との鑑別が重要。

治療

Dogにおける褐色細胞腫の治療は腫瘍の種類、部位、病期に依存する。アクセス可能な固形腫瘍には十分なマージンを確保した外科的切除が第一選択である。全身性腫瘍、不完全切除、転移性疾患には化学療法が適応となりうる。放射線療法は局所的な腫瘍制御を提供できる。根治療法が困難な場合は疼痛管理、栄養サポート、QOL維持に焦点を当てた緩和ケアを行う。

予防

確実な予防法はない。副腎腫瘤発見時のカテコラミン/メタネフリン測定による機能評価。手術時の高血圧クリーゼに対する麻酔管理が重要(フェノキシベンザミンによる術前α遮断)。

予後

予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。

関連する薬品

💊 アテノロール 💊 フェノキシベンザミン

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