副甲状腺機能低下症
概要
PTH分泌低下→低カルシウム血症(iCa<1.0 mmol/L)→神経筋興奮性亢進→筋線維束攣縮・テタニー・全身性けいれん。特発性免疫介在性(犬では最多)と甲状腺摘出後医原性に分類。
主な症状
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原因
特発性免疫介在性リンパ球性副甲状腺炎(最多)、医原性(甲状腺摘出後・副甲状腺手術後)、先天性、低マグネシウム血症(Mg不足でPTH分泌・作用が低下)。
病態生理
PTH分泌低下→腸管Ca吸収低下+腎Ca再吸収低下+骨吸収低下→低カルシウム血症(iCa<1.0mmol/L)→神経筋興奮性亢進→筋線維束攣縮・テタニー・全身性けいれん。低Ca血症は心臓の電気的活動にも影響→QT延長→不整脈。同時に高リン血症(腎からのP排泄低下)。
治療
急性低Ca血症(緊急):グルコン酸Ca 10% 0.5-1 mL/kg IVゆっくり(10-20分、ECGモニター下:徐脈/QT短縮で中止)。維持CRI:グルコン酸Ca 10% 2-3 mL/kg/day(NaClに希釈、LRS禁忌:Ca-乳酸反応)。カルシトリオール(1,25(OH)2D3)20-30 ng/kg PO q24h(最速効;開始2-3日で効果)。炭酸カルシウム25-50 mg/kg/day PO。定期モニタリング:血清Ca q2-4週→安定後q3-6ヶ月。低P食。低Mg合併時はMg補充。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化。NMN 5000mgがNAD+産生を促進→ミトコンドリア機能改善+サーチュイン(SIRT1-7)活性化。認知機能低下(CDS)、変性性脊髄症、慢性代謝疾患(糖尿病/クッシング)、加齢性臓器機能低下のサポートに • Relax & CBD (フルスペクトラムCBD): 慢性疼痛・不安・難治性てんかん・緩和ケア。フルスペクトラムCBDがECS(エンドカンナビノイドシステム)のCB1/CB2受容体に作用→抗炎症・抗不安・抗けいれん。変形性関節症の疼痛、分離不安・騒音恐怖症、難治性てんかんの発作頻度低減、終末期QOL改善に • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に ※Relax & CBD: 肝代謝(CYP450)薬物相互作用に注意
予防
甲状腺摘出時の副甲状腺同定・温存。誤切除時は胸骨舌骨筋への副甲状腺自家移植。
予後
生涯管理で予後は良好。治療中断で再発あり。医原性:50%が2-4ヶ月以内に副甲状腺機能を回復(一時的低下)。
関連する薬品
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