猫特発性乳び胸
Feline Idiopathic Chylothorax / 猫特発性乳び胸
概要
特定の原因なく胸腔内にリンパ液が貯留する状態です。
主な症状
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原因
猫における猫特発性乳び胸の原因: 特定の原因なく胸腔内にリンパ液が貯留する状態です。
病態生理
胸管の漏出またはリンパ排液障害により乳び(リンパ液)が胸腔内に貯留し、肺葉を圧迫して一回換気量を低下させ、呼吸困難・頻呼吸・努力呼吸を生じる。慢性的な乳びの喪失はリンパ球・蛋白・脂肪を枯渇させて免疫抑制・低栄養を招き、長期貯留は線維素性胸膜炎(fibrosing pleuritis)による肺の拘束を引き起こす。原因が特定できない特発性が猫では多いが、心疾患・縦隔腫瘍・外傷を除外する必要がある。
治療
1) 胸腔穿刺による乳び液排出(呼吸困難の緊急緩和)。2) 内科管理: 超低脂肪食(中鎖脂肪酸含有)、ルチン50mg/kg PO q8h(リンパ流改善、数ヶ月継続)。3) オクトレオチド10μg/kg SC q8h(リンパ漏出減少、効果は変動あり)。4) 反復性貯留には胸腔ドレーン留置。5) 外科治療: 胸管結紮術+心膜部分切除術(内科治療抵抗例に推奨)。6) 基礎疾患(心疾患、縦隔腫瘍等)の除外に心エコーとCTが必要。慢性例は線維性胸膜炎のリスク。
予防
猫特発性乳び胸の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫特発性乳び胸の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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