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爬虫類 (Reptile) 中等度

鉤頭虫感染症

Acanthocephalan (Thorny-Headed Worm) Infection / 鉤頭虫感染症

概要

鉤頭虫による腸管炎症と閉塞。

主な症状

diarrhea intestinal obstruction lethargy weight loss

原因

棘頭虫寄生虫による感染。中間宿主(昆虫、甲殻類)を必要とする間接生活環。野生捕獲の昆虫食および雑食性爬虫類で最も一般的。野生捕獲昆虫を給餌された飼育繁殖動物も曝露されうる。

病態生理

武装した吻(棘のある頭部)が腸壁深くに付着し潰瘍形成、腹膜炎、腸穿孔の可能性を引き起こす。付着部位は慢性的に炎症を起こし肉芽腫を形成しうる。重度寄生は体重減少、下痢、腸閉塞を引き起こす。

治療

イベルメクチン0.2 mg/kg IM/PO(種の制限)。フェンベンダゾール50-100 mg/kg PO 5日間。レバミゾール10 mg/kg。腸穿孔が起こった場合は外科的介入。衰弱動物への支持療法。

予防

野生捕獲ではなく商業的に飼育された昆虫の給餌。野生捕獲動物の検疫とスクリーニング。定期的な糞便検査。

予後

早期に治療された軽度感染は予後良好。腸障害を伴う重度感染は予後要注意。腸穿孔は生命を脅かす。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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