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うさぎ (Rabbit) 生殖器 緊急

新生児死亡症候群

Neonatal Mortality Complex / 新生児死亡症候群

概要

母親の育児放棄、感染、低体温、先天性欠陥を含む新生児死亡の多因子症候群です。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける新生児死亡症候群の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

原因

ウサギにおける新生児死亡症候群の原因: 母親の育児放棄、感染、低体温、先天性欠陥を含む新生児死亡の多因子症候群です。

病態生理

新生児死亡症候群はウサギにおける先天性・遺伝性疾患である。胚発生中の発達異常または遺伝子変異に起因する。構造的奇形により正常な臓器の発達と機能が障害される。遺伝子変異は酵素活性、構造タンパク質、調節経路に影響しうる。出生時に存在するか、動物の成長に伴い発現する場合がある。選択的交配により特定の品種・系統で遺伝性疾患の有病率が高まることがある。

診断

生後1-14日の仔ウサギの連続死亡から新生児死亡症候群を疑う。死亡仔の剖検で感染症(P. multocida・E. coli)・低体温・脱水・外傷を確認。母乳栄養の評価(母ウサギの乳腺・授乳行動)。巣の環境(温度・巣材)を確認。母ウサギのCBC/生化学・感染症検査を実施。ウサギは1日1回のみ授乳(約3-5分)する特殊な授乳パターンであり、初産母・ストレス環境で育児放棄が起こりやすい。死産・カニバリズムとの鑑別も必要。飼育環境の総合評価が重要。

治療

新生仔ウサギの死亡は多因子性 — 治療可能な原因を特定するため即座のトリアージ。低体温(最多): 仔ウサギを38-39℃まで緩徐に加温(インキュベーター、タオルに包んだ温水ボトル、温風) — 急速加温は末梢血管拡張と心血管虚脱を起こす。脱水: 温めたLRS 1-2 mL/匹 SC。母ウサギが育児放棄時の人工哺乳: 子猫用ミルクリプレーサー(KMR)0.5-1.0 mL/回 q2-3h 第1週、第2-3週に2-5 mL q4-6hに増量。ウサギ乳は家畜中最高の脂肪含量(脂肪~12-13%、蛋白質~13%) — 可能であればKMRに生クリームを添加。毎回の哺乳後に湿らせた綿棒で会陰部を刺激(最初の2週間、排尿/排便を促す)。開眼は~10-12日、2-3週から牧草/ペレットをかじり始める。離乳は6-8週(それ以前は腸管毒素血症リスク)。母乳不足: ドンペリドン2 mg/kg PO q12hで泌乳促進。泌乳中の母ウサギにはアルファルファ牧草(高カルシウム/高蛋白で乳生産に必要)。新生児感染疑い: TMS 30 mg/kg PO q12h(経口ペニシリンは絶対禁忌 — 致死的)。環境管理: 捕食者刺激のない静かな巣作り場所、十分な巣材(母ウサギは出産1日前に毛を引く)、仔ウサギの落下防止の縁付き巣箱。母ウサギは通常1日1回のみ授乳(通常夜明け) — 巣からの不在は正常、育児放棄ではない。死亡仔の剖検で先天性欠陥を確認、遺伝性疾患が特定されれば繁殖計画の見直し。参考文献: Varga (2014), Quesenberry & Carpenter 4th ed.

予防

新生児死亡症候群の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。

予後

新生児死亡症候群の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

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