カルシウム欠乏症(低カルシウム血症)(ウサギ)
概要
ウサギにおける栄養性の内分泌/代謝疾患。カルシウム欠乏症(低カルシウム血症)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示すうさぎの他の疾患を確認できます
原因
ウサギにおける栄養性の内分泌/代謝疾患。カルシウム欠乏症(低カルシウム血症)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
ウサギにおける栄養性の内分泌/代謝疾患。カルシウム欠乏症(低カルシウム血症)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
カルシウム欠乏症(低カルシウム血症)。若齢成長期のウサギ、授乳期の雌に好発。原因:低Ca食、ビタミンD不足、日光不足。症状:筋振戦、痙攣、歯の成長不良、骨軟化症。治療:急性低Ca血症(痙攣):グルコン酸カルシウム10%(50-100 mg/kg = 0.5-1 mL/kg IV緩徐投与 — 心拍モニタリング必須、徐脈時は中止)。維持:グルコン酸カルシウム(50-100 mg/kg PO q24h混餌)。ビタミンD3補充。UVBライト(紫外線照射 — 屋内飼育ウサギはビタミンD不足になりやすい)。食事改善:Ca:P比2:1の適正化、Ca含有野菜の追加。病的骨折がある場合はスプリント。ウサギはCa過剰も問題(腎石灰化症)のため過量投与に注意。
予防
ウサギにおけるカルシウム欠乏症(低カルシウム血症)の予防は種特異的な栄養要求量に基づく適切な食事提供が基本。商業用総合栄養食の利用(AAFCO基準準拠)、手作り食の場合は獣医栄養学専門医による栄養設計、成長期・妊娠期・泌乳期の特殊要求対応。草食動物(モルモット)のビタミンC、爬虫類のカルシウム/UV-B、猫のタウリン、フェレットの動物性タンパク質など、種特異的要求の理解。サプリメント過剰摂取の回避(特に脂溶性ビタミン)。
予後
ウサギにおけるカルシウム欠乏症(低カルシウム血症)の多くは原因栄養素不均衡の是正により良好予後。早期に適切な食事矯正とサプリメント補充開始で多くの臨床症状は可逆的。急性ビタミンC欠乏(モルモット壊血病)は補給開始後24-48時間で臨床改善開始。代謝性骨疾患(MBD): 早期介入で進行抑制可能だが、骨格異常の完全回復は困難。重度の慢性栄養失調による発達異常・臓器障害は不可逆的な場合あり。飼育者教育による再発防止が長期予後の鍵。
関連する薬品
※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます
その他の他の疾患(うさぎ)
VetDictでうさぎの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。