条虫感染症(インコ)
概要
中間宿主を介して感染する条虫症で、糞便中に片節が確認される。
主な症状
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原因
インコの条虫症は消化管内寄生の条虫(Dipylidium・Taenia・Echinococcus・Anoplocephala 等)による。中間宿主(ノミ・小哺乳類・ダニ)の摂取で感染する。
病態生理
成虫が小腸粘膜に付着して栄養を奪い、片節排出による肛門掻痒・軽度消化器症状を起こす。馬 Anoplocephala は回盲部で疝痛・腸重積を、Echinococcus は中間宿主で致死的な包虫症(人獣共通)を招く。
治療
プラジカンテル5-10 mg/kg POまたはIM単回投与、14日後に再投与(全条虫種の第一選択薬)。代替: プラジカンテル10 mg/kg局所スポットオン(保定困難な鳥)。中間宿主の特定と駆除—甲虫(ゴミムシダマシ、コクヌストモドキ)、ハエ、アリ、カタツムリが飼鳥環境での一般的な中間宿主。環境の徹底清掃: 糞便を毎日除去、床材を1-2週間毎に完全交換。治療4週間後に糞便浮遊法で駆虫確認。セキセイインコの条虫感染はスズメ目と比較して稀で、中間宿主への曝露を示唆。他の寄生虫(アスカリジア、キャピラリア)の同時糞便検査を実施。軽度感染では病原性低い—重度感染は体重減少と吸収不良を引き起こす。
予防
インコにおける条虫症の予防は定期的駆虫・媒介動物制御・環境衛生の3本柱。消化管寄生虫: 子犬子猫は2-4週齢から繰返し駆虫、成獣は便検査結果に基づく定期投与。心血管寄生虫(フィラリア): 流行地での年間予防投与(イベルメクチン・ミルベマイシン等)。外部寄生虫: 月1回の外部寄生虫予防薬投与、環境清掃。散歩後のダニチェック、媒介動物(ダニ・蚊・ノミ)の生息環境改善も重要。
予後
プラジカンテル治療で予後優良。単回または2回投与で成虫条虫に対しほぼ100%の有効性。中間宿主への曝露が継続する場合は再感染の可能性あり。
関連する薬品
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