サーコウイルス感染症(非PBFD型)
概要
PBFD以外のサーコウイルス株による小型インコの免疫抑制。
主な症状
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原因
インコにおけるサーコウイルス感染症(非PBFD型)の原因: PBFD以外のサーコウイルス株による小型インコの免疫抑制。
病態生理
インコではBFDVが分裂活発な細胞(羽包の上皮、嘴・爪の角化組織、ファブリキウス嚢・胸腺などのリンパ組織)を標的とする。羽包の傷害により羽軸の出血・狭窄・脱落・異常羽(ロウ様鞘の残存・羽毛変形)を生じ、嘴・爪が変形・脆弱化する。リンパ組織の傷害による免疫抑制で二次感染(細菌・真菌・ウイルス)を併発し、予後不良となることが多い。
治療
特異的抗ウイルス療法なし。非PBFDサーコウイルスは若いセキセイインコに深刻な免疫抑制を引き起こす — 主にファブリキウス嚢と胸腺に影響しBリンパ球とTリンパ球を枯渇。ウイルス自体よりも日和見性二次感染で死亡することが多い。二次感染の積極的管理が重要: 培養結果待ちに広域抗菌薬(エンロフロキサシン15 mg/kg PO/IM q12h+アモキシシリン/クラブラン酸125 mg/kg PO q12hでグラム陽性/陰性の二重カバー)。抗真菌予防: ナイスタチン300,000 IU/kg PO q8-12hで免疫抑制鳥のカンジダ過増殖を予防;アスペルギルス症疑いにはイトラコナゾール5-10 mg/kg PO q12h。支持療法: 加温SC輸液(LRS)維持量、保育器環境(30-32℃)、高カロリーフォーミュラのクロップチューブ給餌q4-6h。CBCを週毎にモニタリング — リンパ球減少とヘテロフィル減少は持続的免疫抑制を示す。急性期(3-4週間)を生存した場合: 胸腺とファブリキウス嚢組織が再生すれば免疫回復の可能性あり。健常鳥からの厳格な隔離;ウイルスは環境中で高度に安定 — 1:10漂白液またはF10で消毒。新規鳥は群への導入前に最低30日の検疫とPCR検査。予後: 新生鳥/巣立ち雛では不良(>50%死亡率);無症候性感染の成鳥では良好。
予防
サーコウイルス感染症(非PBFD型)の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
サーコウイルス感染症(非PBFD型)の予後: 支持療法で多くが回復。
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