気管ダニ(Parakeet)
Tracheal Mite (Sternostoma) / 気管ダニ(Parakeet)
概要
インコにおける寄生虫性の呼吸器系疾患。気管ダニは適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
貧血
クリック音
食欲低下
下痢
掻痒
無気力
呼吸困難
皮膚病変
体重減少
原因
S. tracheacolum。感染鳥との接触。直接伝播。
病態生理
Sternostoma tracheacolum(気管ダニ)の気管・気嚢内寄生→気管の炎症→呼吸困難・声の変化・開口呼吸。カナリア・フィンチに好発。
治療
外部寄生虫駆除:イベルメクチン 0.2-0.4 mg/kg SC q10-14日×3-4回。またはセラメクチン(レボリューション)6-18 mg/kg 局所 q14-30日×3回。モキシデクチン/イミダクロプリド(アドボケート)局所も有効。環境消毒:寝床・ケージの洗浄・消毒。二次感染管理:エンロフロキサシン 10-15 mg/kg PO/IM q12h(膿皮症時)。掻痒管理:メロキシカム 0.5 mg/kg PO/IM q24h。 (Carpenter, Exotic Animal Formulary 6th ed)
予防
イベルメクチン(0.2mg/kg、2週間隔で2〜3回)。感染鳥の隔離。
予後
予後は寄生虫の種類、感染負荷量、宿主の全身状態、治療への反応性に依存する。多くの寄生虫感染は適切な駆虫薬投与により良好な予後が期待できる。重度の感染(大量寄生・臓器移行症)では臓器障害が残存する場合がある。フィラリア症など心血管系に影響する寄生虫では長期的な合併症管理が必要となる。再感染予防が長期的予後改善の鍵である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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