細菌性腸炎
概要
病原性細菌(大腸菌、サルモネラ等)による腸管感染症で、腸炎と下痢を引き起こす。
主な症状
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原因
インコにおける細菌性腸炎の原因: 病原性細菌(大腸菌、サルモネラ等)による腸管感染症で、腸炎と下痢を引き起こす。
病態生理
インコにおける細菌性腸炎の病態生理は消化管の運動・分泌・吸収・粘膜バリア機能の破綻により展開する。炎症性・潰瘍性病変では粘膜傷害→蛋白漏出・出血・吸収不良→低アルブミン血症・体重減少を生じる。閉塞・うっ滞(イレウス・GI stasis・GDV)では内容物貯留→腸管拡張・血流障害・細菌異常増殖→内毒素血症・脱水・電解質異常に進展する。膵・肝胆道病変では消化酵素・胆汁うっ滞による自己消化・全身炎症反応を惹起する。重症例では循環血液量減少性ショック・敗血症・多臓器不全に至る。
治療
糞便培養感受性結果待ちで経験的抗菌薬: エンロフロキサシン15 mg/kg PO/IM q12h(グラム陰性腸炎の第一選択—大腸菌、サルモネラ、シュードモナス)。グラム陽性病原菌疑いにアモキシシリン・クラブラン酸125 mg/kg PO q12h。嫌気性菌成分疑い(悪臭便)にメトロニダゾール20-50 mg/kg PO q12h。代替広域: トリメトプリム・スルファメトキサゾール30 mg/kg PO q12h。最低7-14日間。サルモネラ: 人獣共通感染症—取扱者の衛生管理が重要。支持療法: 加温皮下輸液50-100 mL/kg/日(小型オウム目では下痢で急速な体液喪失)、保温28-30°C、重度脱水にはそ嚢チューブで電解質液。抗菌薬コース後にプロバイオティクス。ケージ毎日清掃—糞便・汚染飼料水を即座に除去。体重毎日モニタリング。糞便グラム染色で菌叢変化評価。サルモネラ等人獣共通病原体確認時は群接触鳥スクリーニング。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関サポート。サイリウム(水溶性繊維)が腸管運動を促進+プレバイオティクスが有益菌(Lactobacillus/Bifidobacterium)の増殖を支援。IBD、慢性腸症、抗菌薬関連dysbiosis、CKDの尿毒素軽減(インドキシル硫酸低減)に ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
細菌性腸炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
細菌性腸炎の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
関連する薬品
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