コクロソーマ感染症
概要
コクロソーマ属鞭毛虫による腸炎で、セキセイインコに多い。
主な症状
原因
インコにおけるコクロソーマ感染症の原因: コクロソーマ属鞭毛虫による腸炎で、セキセイインコに多い。
病態生理
コクロソーマ感染症はインコにおける細菌感染症である。病原菌は付着因子を通じて組織にコロニーを形成し、毒素産生、酵素分泌、免疫回避戦略などの病原性メカニズムを介して侵入する。好中球浸潤、サイトカイン放出、補体活性化を含む炎症カスケードが生じる。組織損傷は細菌の直接作用と宿主の炎症反応の両方に起因する。菌種と宿主の免疫状態に応じて、膿瘍形成、敗血症、または慢性肉芽腫性炎症が発生しうる。
治療
メトロニダゾール25-50 mg/kg PO q12h × 5-7日 — コクロソーマ(鞭毛原虫)の主要治療。ロニダゾール10 mg/kg PO q24h × 6-10日がコクロソーマに対して潜在的に高い有効性の代替。飼鳥舎の群治療にジメトリダゾール5 mg/mL飲水中 × 5-7日。ヘキサミタと同様のメトロニダゾールCNS毒性注意(上記参照)— セキセイインコで50 mg/kgを超えない。コクロソーマはセキセイインコ繁殖コロニーで特に多い — 主に巣立ち雛・若鳥に影響し発育不良、持続性水様性下痢、濡れた総排泄腔(肛門周囲汚染)を引き起こす。成鳥はしばしば無症候性キャリア。支持療法: 脱水雛にSC輸液(加温LRS);体重増加不良時にクロップチューブまたはシリンジで挿し餌フォーミュラ補助給餌;保温(雛は30-32℃)。汚れた総排泄腔周囲を温水と綿で穏やかに清拭し皮膚潰瘍を予防。診断: 新鮮糞便湿標本で波動膜を持つ大型の丸い鞭毛虫(より小型の梨型スピロヌクレウスと区別可能)。採取後15分以内に検鏡必須。繁殖コロニー: 全鳥(成鳥・雛)を同時に治療;巣箱、食水容器、全表面を洗浄・消毒;毎日の基材交換;過密の解消。治療後5-7日に追跡糞便湿標本。それ以外健常な鳥では予後良好;死亡は主に免疫不全または重度衰弱雛。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関 ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
コクロソーマ感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
コクロソーマ感染症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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