頸椎脊椎脊髄症(椎間板関連型)
概要
椎間板関連型のウォブラー症候群で脊髄圧迫を引き起こし、大型犬に多く見られます。
主な症状
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原因
椎間板変性→椎間板突出→頸髄の腹側圧迫。ドーベルマン(最も好発、約50%に何らかの頸椎異常)。中高齢犬(6〜9歳)。多部位病変が多い。
病態生理
頸椎椎間板の変性→腹側からの脊髄圧迫→頸部脊髄症→後肢の運動失調(wobbling gait)+前肢の短歩様歩行。椎間板関連型はドーベルマン(C5-C7、中高齢犬)に好発。骨関連型はグレートデーン(C3-C5、若齢犬)に好発。MRIで確定診断。
治療
【椎間板関連型ウォブラー症候群の治療】■好発犬種: ドーベルマン(中高齢)。ベルナーゼンネンフント。■診断: MRI(椎間板突出による脊髄圧迫)。CT。脊髄造影。■治療: 保存療法: プレドニゾロン 0.5-1.0 mg/kg(急性期)。ガバペンチン 5-10 mg/kg PO q8-12h。運動制限。ハーネス。外科: 腹側減圧術(ventral slot)。椎間板置換+固定(ディストラクション-フュージョン)。■ドッグショーへの影響: ドーベルマンのショーラインで重要な遺伝的考慮。歩様審査への影響大。遺伝子検査による繁殖計画。■サプリメント: ω-3脂肪酸。CBDオイル 2 mg/kg PO q12h。■参考文献: da Costa 2010; De Decker 2012。■予後: 外科治療で80%改善。隣接椎体症候群(domino lesion)のリスク20-30%。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化。NMN 5000mgがNAD+産生を促進→ミトコンドリア機能改善+サーチュイン(SIRT1-7)活性化。認知機能低下(CDS)、変性性脊髄症、慢性代謝疾患(糖尿病/クッシング)、加齢性臓器機能低下のサポートに • Relax & CBD (フルスペクトラムCBD): 慢性疼痛・不安・難治性てんかん・緩和ケア。フルスペクトラムCBDがECS(エンドカンナビノイドシステム)のCB1/CB2受容体に作用→抗炎症・抗不安・抗けいれん。変形性関節症の疼痛、分離不安・騒音恐怖症、難治性てんかんの発作頻度低減、終末期QOL改善に ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意 ※Relax & CBD: 肝代謝(CYP450)薬物相互作用に注意
予防
確実な予防法はない。内科管理(ステロイド・運動制限・頸部固定)で安定化→改善しない場合は外科的減圧(ventral slot手術・人工椎間板)。
予後
犬における頸椎脊椎脊髄症(椎間板関連型)の予後は神経学的重症度により異なり、深部痛覚が温存されていれば外科的予後良好、消失例は予後不良。
関連する薬品
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