前房出血
概要
眼の前房内の出血で、外傷、凝固障害、または眼内腫瘍を示唆することがあります。
主な症状
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原因
外傷性(最多:頭部打撃・交通事故)。非外傷性:凝固障害(ITP・殺鼠剤中毒・DIC・vWD)、眼内腫瘍(メラノーマ・リンパ腫)、全身性高血圧、網膜剥離、ぶどう膜炎。片眼性の自然発生は眼内腫瘍の除外が必要。
病態生理
前房内への出血→虹彩・毛様体の血管破綻→前房内の血液貯留→(1)視軸の遮断→視力低下、(2)血液成分による房水流出路の閉塞→二次性緑内障、(3)後癒着の形成。外傷性が最多だが、自然発生例は重大な全身疾患(凝固障害・眼内腫瘍)のサインとして精査が必須。
治療
【犬における前房出血】 前房出血は犬における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は犬専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法: 輸液(晶質液 60-80 mL/kg/日 IV、ショック時 90 mL/kg初期ボーラス)、酸素化、栄養管理、疼痛管理。メサドン 0.1-0.5 mg/kg IM/IV q4-6h またはブプレノルフィン 0.01-0.02 mg/kg IM q6-8h。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては犬の専門医紹介を考慮する。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
外傷の予防。凝固障害の管理。安静・眼圧モニタリング・アトロピン点眼(後癒着予防)で管理。眼内腫瘍が疑われる場合は眼球エコー→眼球摘出を検討。
予後
犬における前房出血の予後は早期止血と輸血で生存可能。
関連する薬品
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腫瘍の他の疾患(犬)
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