頸部脊椎脊髄症
概要
頸部脊髄の圧迫により不安定な歩行を引き起こす大型犬の疾患です。
主な症状
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原因
椎間板関連型:ドーベルマン(C5-C7、中高齢犬)。骨関連型:グレートデーン(C3-C5、若齢犬)。多部位病変が多い。
病態生理
頸椎の椎間板突出(椎間板関連型:ドーベルマン)または骨性狭窄(骨関連型:グレートデーン)→頸部脊髄の腹側圧迫→後肢の運動失調(wobbling gait)+前肢の短歩様歩行。MRIで確定診断。
治療
保存療法(軽度):運動制限6-8週、プレドニゾロン(0.5-1 mg/kg PO q24h漸減)、ガバペンチン(5-10 mg/kg PO q8h 神経障害性疼痛)。ハーネス使用(頸部への負荷軽減のため首輪禁止)。外科治療(重度/進行性):腹側スロット術(ventral slot)、椎間板スペーサー/fusion、背側椎弓切除術。術式は圧迫部位・タイプにより選択。ドーベルマン型(椎間板突出型):腹側スロットが標準。グレートデーン型(骨性圧迫型):背側減圧+固定。リハビリ:水中トレッドミル、固有受容覚訓練。予後:保存療法で50%改善、外科で70-80%改善だが隣接椎間の「ドミノ病変」リスク。参考文献: da Costa RC et al. Vet Surg 2008; De Decker S et al. JVIM 2012. [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化。NMN 5000mgがNAD+産生を促進→ミトコンドリア機能改善+サーチュイン(SIRT1-7)活性化。認知機能低下(CDS)、変性性脊髄症、慢性代謝疾患(糖尿病/クッシング)、加齢性臓器機能低下のサポートに • Relax & CBD (フルスペクトラムCBD): 慢性疼痛・不安・難治性てんかん・緩和ケア。フルスペクトラムCBDがECS(エンドカンナビノイドシステム)のCB1/CB2受容体に作用→抗炎症・抗不安・抗けいれん。変形性関節症の疼痛、分離不安・騒音恐怖症、難治性てんかんの発作頻度低減、終末期QOL改善に ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意 ※Relax & CBD: 肝代謝(CYP450)薬物相互作用に注意
予防
確実な予防法はない。内科管理(ステロイド・運動制限)→改善しない場合はventral slot手術。
予後
犬における頸部脊椎脊髄症の予後は神経学的重症度により異なり、深部痛覚が温存されていれば外科的予後良好、消失例は予後不良。
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