猫鼻腔ポリープ
概要
鼻腔内の良性腫瘤で、慢性的な鼻閉塞と鼻汁を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫鼻腔ポリープの臨床徴候は外傷部位と重症度により異なる。骨折: 跛行(非荷重)・腫脹・捻髪音・変形・疼痛。裂傷: 出血・組織欠損・感染リスク。内臓損傷: ショック徴候・腹部緊張・呼吸困難(横隔膜ヘルニア・気胸)。脳挫傷: 意識低下・瞳孔異常・運動失調・発作。脊椎損傷: 麻痺・反射異常・排尿障害。重度外傷では多発外傷の評価と緊急安定化が予後を左右する。
原因
猫における猫鼻腔ポリープの原因: 鼻腔内の良性腫瘤で、慢性的な鼻閉塞と鼻汁を引き起こします。
病態生理
鼻咽頭または中耳(鼓室胞)粘膜から発生する非腫瘍性の炎症性ポリープが、茎を伴って鼻咽頭や外耳道へ増大する。鼻咽頭の物理的閉塞により慢性の鼻閉・いびき様呼吸(stertor)・鼻汁を生じ、鼓室胞由来の場合は中耳炎やホルネル症候群・前庭症状を伴う。若齢〜若成猫に好発し、慢性炎症(FHV-1等の上気道感染)が誘因と考えられる。茎を含めた完全摘出(牽引摘出または腹側鼓室胞切開術)を行わないと再発しやすい。
診断
慢性鼻汁(片側性〜両側性)・くしゃみ・いびき様呼吸を呈する。若齢猫に好発。口腔検査で軟口蓋背側からポリープが確認できることがある。耳鏡検査で鼓膜越しに鼓室胞内のポリープを評価。CT/MRIで鼻咽頭〜鼓室胞のポリープ範囲を確認。確定診断は切除生検(有茎性の炎症性粘膜被覆ポリープ)。鼻腔腫瘍、鼻腔真菌症、慢性鼻炎との鑑別が必要。外耳炎・中耳炎の併発を確認。
治療
1) 外科的摘出: 鼻腔鏡下摘出術が第一選択。鼻咽頭ポリープはトラクション・アヴァルジョン法。中耳原発の場合は鼓室胞切開術(VBO)併用。2) 周術期: ブプレノルフィン0.01-0.02mg/kg 口腔粘膜 q6-8h(術後3-5日)。3) 抗炎症: プレドニゾロン1mg/kg PO q24h×7-14日(術後浮腫軽減・再発率低下)。4) 二次感染: アモキシシリン-クラブラン酸12.5-25mg/kg PO q12h×7-14日。5) CT/内視鏡で3-6ヶ月毎にフォローアップ(再発率30-50%、VBO併用で低下)。ホルネル症候群の術後合併症をモニタリング。
予防
猫鼻腔ポリープの予防: 適切な換気と空気質管理。粉塵の少ない床材。過密飼育の回避。適切な温湿度管理。ストレス軽減。
予後
猫鼻腔ポリープの予後: 軽度の上部気道感染は治療に良好に反応。肺炎は早期治療で予後改善。慢性呼吸器疾患は長期管理が必要。
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