猫鼻咽頭クリプトコッカス症
概要
猫のクリプトコッカス症の最も一般的な臨床型で、鼻梁上の硬い皮下腫脹を引き起こします。
主な症状
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原因
猫における猫鼻咽頭クリプトコッカス症の原因: 猫のクリプトコッカス症の最も一般的な臨床型で、鼻梁上の硬い皮下腫脹を引き起こします。
病態生理
吸入されたCryptococcus neoformans/gattiiが鼻腔・鼻咽頭粘膜に定着し、厚い多糖体莢膜が貪食と細胞性免疫を抑制するため、局所で増殖して肉芽腫性腫瘤を形成する。腫瘤が鼻咽頭気道を閉塞していびき様呼吸(stertor)・鼻汁・鼻梁腫脹・上気道閉塞を生じる。猫で最も多い全身性真菌症で、進展すると篩板を越えて中枢神経(髄膜炎)や眼(脈絡網膜炎)、皮膚へ播種しうる。FeLV/FIVによる免疫低下が播種のリスクを高める。
治療
1) 抗真菌薬(第一選択): イトラコナゾール5-10mg/kg PO q24h(食後、吸収改善)。2) 代替: フルコナゾール50mg/cat PO q12h(CNS浸透性が良い、脳感染時に選択)。3) 治療期間: 最低2-6ヶ月、ラテックス凝集法(LCAT)抗原価が1:1未満になるまで+さらに1-2ヶ月継続。4) 鼻梁腫脹: 抗真菌薬のみで多くは縮小。外科的減量は不要なことが多い。5) 鼻汁管理: 生理食塩水ネブライザー q8-12h。6) FIV/FeLV検査(免疫不全の評価)。7) LCAT抗原価で治療効果を月1回モニタリング。肝酵素のモニタリング(イトラコナゾールの肝毒性)。
予防
猫鼻咽頭クリプトコッカス症の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫鼻咽頭クリプトコッカス症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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