猫免疫介在性髄膜炎
概要
髄膜の無菌性炎症性疾患で頸部痛と全身症状を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫免疫介在性髄膜炎の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。
原因
猫における猫免疫介在性髄膜炎の原因: 髄膜の無菌性炎症性疾患で頸部痛と全身症状を引き起こします。
病態生理
猫免疫介在性髄膜炎は猫における免疫介在性疾患である。免疫系が自己抗原または環境アレルゲンに対して異常な応答を起こす。自己免疫疾患では自己寛容の喪失により抗体または細胞性免疫による宿主組織の破壊が生じる。アレルギー疾患ではIgE介在性または遅延型過敏反応により組織炎症が生じる。慢性炎症過程はT細胞調節障害、自己抗体産生、補体活性化、標的臓器の進行性組織損傷を伴う。
診断
発熱・頸部硬直・疼痛過敏・不活発を呈する。神経学的検査で髄膜刺激徴候を確認。CSF分析で蛋白上昇・細胞数増加(好中球or単核球優位)、培養陰性。MRIで髄膜造影増強を評価。CBC/CRP上昇を認めることが多い。感染性髄膜炎(FIP・トキソプラズマ・クリプトコッカス)の徹底的な除外が必要。ステロイド反応性で診断的治療。ANA測定でSLEを評価。脳腫瘍、GMEとの鑑別が必要。
治療
猫における猫免疫介在性髄膜炎の治療は免疫抑制療法または免疫調節療法を行う。副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン、デキサメタゾン)の免疫抑制用量が多くの自己免疫疾患の第一選択である。難治例やステロイド副作用軽減のためステロイド温存薬(アザチオプリン、シクロスポリン、ミコフェノール酸モフェチル)を併用する場合がある。アレルギー疾患にはアレルゲン回避、抗ヒスタミン薬、免疫療法を行う。医原性免疫抑制の合併症をモニタリングする。再発防止のため段階的に減量する。
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予防
猫免疫介在性髄膜炎の予防は基礎となる免疫調節障害に遺伝的要素がある場合は限定的である。環境トリガーとストレスの最小化、既知アレルゲンの回避、最適な栄養の維持、定期的な健康モニタリング、フレアの早期治療でリスクを低減する。
予後
猫免疫介在性髄膜炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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