← トップへ戻る
猫 (Cat) 感染症 中等度

猫ヘルペスウイルス感染症

Feline Herpesvirus (FHV-1) Infection / 猫ヘルペスウイルス感染症

概要

上気道感染と眼疾患を引き起こす一般的なウイルスで、生涯潜伏感染します。

主な症状

食欲不振 結膜炎 角膜潰瘍 眼脂 発熱 鼻水 くしゃみ

原因

猫における猫ヘルペスウイルス感染症の原因: 上気道感染と眼疾患を引き起こす一般的なウイルスで、生涯潜伏感染します。

病態生理

猫ヘルペスウイルス感染症は猫におけるウイルス感染症である。ウイルスは特定の受容体を介して宿主細胞に侵入し、細胞内機構を利用して複製する。直接的な細胞変性効果(細胞溶解、アポトーシス、標的臓器の組織壊死)を引き起こす。自然免疫(インターフェロン、NK細胞)および適応免疫(抗体、細胞性免疫)の宿主免疫応答が免疫病理に寄与することがある。ウイルス血症により病原体が複数の臓器系に播種される可能性があり、免疫抑制により二次的な細菌・真菌感染のリスクが高まる。

治療

特異的抗ウイルス治療はない。支持療法:輸液(乳酸リンゲル40-60 mL/kg/日IV/SC)、保温と安静、栄養支持(食欲増進剤:ミルタザピン1.88 mg/cat q48h)。二次性細菌感染の予防にアモキシシリン-クラブラン酸12.5-25 mg/kg PO q12h。メロキシカム0.1 mg/kg PO q24hで疼痛管理。感染動物の隔離と検疫。環境の消毒。

予防

猫ヘルペスウイルス感染症の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。

予後

猫ヘルペスウイルス感染症の予後: ウイルスの種類と宿主の免疫状態による。ワクチン予防可能な疾患は予防が最善。支持療法で多くが回復可能。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 メロキシカム 💊 ミルタザピン 💊 L-リジン

※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます

📚 参考文献

Based on articles retrieved from PubMed

  1. Thomasy SM, Maggs DJ (2016). Use of oral famciclovir for treatment of feline herpesvirus. Vet Ophthalmol. [DOI] [PubMed]

感染症の他の疾患(猫)

猫の全疾患を見る →

VetDictで猫の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

猫上部呼吸器感染症 (共通5症状) 猫クラミジア感染症 (共通5症状) 猫カリシウイルス感染症 (共通4症状) アスペルギルス症 (共通4症状) 猫肺炎 (共通3症状) 猫ボルデテラ感染症 (共通3症状) 鼻腔腫瘍 (共通3症状) 歯根膿瘍 (共通3症状)
📋 猫の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。