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猫 (Cat) 消化器 中等度

猫膵外分泌不全

Feline Exocrine Pancreatic Insufficiency (EPI) / 猫膵外分泌不全

概要

膵消化酵素の産生不足により消化不良と体重減少を引き起こします。

主な症状

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臨床徴候

猫膵外分泌不全の臨床徴候は消化管病変の部位と病態により異なる。上部消化管: 嘔吐・吐血・食欲不振。小腸: 下痢(小腸性: 量多・回数少・体重減少を伴う)・嘔吐・腹痛。大腸: 下痢(大腸性: 量少・回数多・粘液・血便・テネスムス)。急性腹症: 強い腹痛・嘔吐・ショック徴候・腹部触診で腫瘤や緊張感(GDV・腸捻転・腸閉塞)は緊急評価が必要。

原因

猫における猫膵外分泌不全の原因: 膵消化酵素の産生不足により消化不良と体重減少を引き起こします。

病態生理

猫膵外分泌不全は猫における消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。

診断

慢性下痢(大量・軟便・脂肪便)・体重減少・被毛粗剛を呈するが食欲は保たれていることが多い。血清TLI低値(<8μg/L)で確定(猫特異的fTLI使用)。血清コバラミン(ビタミンB12)低下は高頻度で併発。血清葉酸は上昇〜正常。糞便脂肪染色(スダンIII)で脂肪滴を確認。腹部超音波で膵臓の萎縮・エコー変化を評価。慢性腸炎(IBD)、腸管リンパ腫、甲状腺機能亢進症との鑑別が必要。

治療

1) 膵酵素補充: パンクレリパーゼ(粉末)を毎食に添加(小さじ1/食、食事と混合後10-15分置く)。2) コバラミン補充: シアノコバラミン250μg/cat SC q7d×6週→q14d×6週→q30d(血中濃度正常化まで)。3) 高消化性・低繊維食。4) 小腸細菌過増殖(SIBO)合併時: メトロニダゾール10-15mg/kg PO q12h×14日 またはチロシン25mg/kg PO q12h。5) 葉酸欠乏時: 葉酸0.5-1mg/cat PO q24h。6) 体重・便性状・血中コバラミン/葉酸の定期モニタリング。

予防

猫膵外分泌不全の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。

予後

猫膵外分泌不全の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 メトロニダゾール 💊 ロニダゾール 💊 葉酸

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