猫膵外分泌不全
Feline Exocrine Pancreatic Insufficiency (EPI) / 猫膵外分泌不全
概要
膵消化酵素の産生不足により消化不良と体重減少を引き起こします。
主な症状
下痢
鼓腸
食欲増進
被毛不良
体重減少
原因
猫における猫膵外分泌不全の原因: 膵消化酵素の産生不足により消化不良と体重減少を引き起こします。
病態生理
猫膵外分泌不全は猫における消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
治療
1) 膵酵素補充: パンクレリパーゼ(粉末)を毎食に添加(小さじ1/食、食事と混合後10-15分置く)。2) コバラミン補充: シアノコバラミン250μg/cat SC q7d×6週→q14d×6週→q30d(血中濃度正常化まで)。3) 高消化性・低繊維食。4) 小腸細菌過増殖(SIBO)合併時: メトロニダゾール10-15mg/kg PO q12h×14日 またはチロシン25mg/kg PO q12h。5) 葉酸欠乏時: 葉酸0.5-1mg/cat PO q24h。6) 体重・便性状・血中コバラミン/葉酸の定期モニタリング。
予防
猫膵外分泌不全の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫膵外分泌不全の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
関連する薬品
※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます
消化器の他の疾患(猫)
VetDictで猫の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。