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猫 (Cat) 感染症 中等度

回虫症

Roundworm Infection (Toxocara cati) / 回虫症

概要

特に子猫に多い腸管寄生虫で、腹部膨満の外観を引き起こすことがあります。

主な症状

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臨床徴候

猫における回虫症の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。

原因

猫における回虫症の原因: 特に子猫に多い腸管寄生虫で、腹部膨満の外観を引き起こすことがあります。

病態生理

回虫症は猫における寄生虫疾患である。寄生虫は経口摂取、経皮的侵入、またはベクター媒介伝播を通じて感染を確立する。抗原変異、免疫調節、細胞内隔離により宿主の免疫防御を回避しながら、宿主の栄養と資源を利用して増殖する。組織損傷は寄生虫の直接的な摂食、機械的破壊、有毒代謝副産物、宿主の炎症・免疫応答に起因する。重度の寄生虫感染は貧血、栄養失調、臓器機能障害、二次感染を引き起こしうる。

診断

猫回虫感染(Toxocara cati)の診断は糞便浮遊法(遠心法推奨)で特徴的な球形虫卵(65-75μm、粗面卵殻)を検出。子猫では3-4週齢から経乳感染で大量感染。臨床徴候:膨満腹、下痢、嘔吐(成虫の嘔吐)、発育不良。重症感染で腸閉塞のリスク。CBC:好酸球増加。肺移行期に咳・呼吸困難。人獣共通感染症(幼虫移行症)のリスクがあり、環境の虫卵汚染に注意。鑑別:鉤虫、条虫、Giardia、コクシジウム。治療:ピランテル/フェンベンダゾール/セラメクチン。定期駆虫が推奨。

治療

猫における回虫症の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。

予防

回虫症の予防には定期的な予防駆虫、環境衛生と糞便除去、新規動物の隔離・検査、ベクター防除、中間宿主や汚染環境への曝露回避が含まれる。

予後

回虫症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。

関連する薬品

💊 フェンベンダゾール

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