💊 アムホテリシンB
Amphotericin B / アムホテリシンB
作用機序
ポリエン系抗真菌薬。真菌細胞膜のエルゴステロールに結合し孔を形成する。
Polyene antifungal; binds ergosterol in fungal cell membrane, creating pores.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 0.5-1 mg/kg 静注 48時間毎(従来型); 脂質複合体: 1-5 mg/kg 静注 48時間毎 | 腎毒性が高い。生理食塩水で事前水和。BUN/クレアチニンを監視。 |
| 猫 Cat |
✓ 可 | 0.25-0.5 mg/kg 静注 48時間毎 | 猫は腎毒性に非常に敏感。可能であれば脂質複合体を使用。 |
| 馬 Horse |
✓ 可 | 0.3-0.5 mg/kg 静注 48時間毎(累積投与量 ≤6 mg/kg) | 全身性真菌症に。腎毒性が高く生理食塩水で前水和。BUN/クレアチニンをモニター |
| フェレット Ferret |
✓ 可 | 0.15-0.5 mg/kg 静注 24-48時間毎(累積 ≤7-25 mg) | 全身性真菌症に。前水和。高窒素血症が出たら中止 |
| 鳥 Bird |
✓ 可 | 1-1.5 mg/kg 静注 12時間毎×3-5日; 気管内: 1 mg/kg | 重度アスペルギルス症に使用。噴霧投与も可。 |
| インコ Parakeet |
✓ 可 | 1-1.5 mg/kg 静注 12時間毎×3-5日; 気管内: 1 mg/kg | (鳥類データから推定) 重度アスペルギルス症に使用。噴霧投与も可。 |
| オウム Parrot |
✓ 可 | 1-1.5 mg/kg 静注 12時間毎×3-5日; 気管内: 1 mg/kg | (鳥類データから推定) 重度アスペルギルス症に使用。噴霧投与も可。 |
| 爬虫類 Reptile |
✓ 可 | 1 mg/kg 気管内/体腔内 24時間毎 14-28日、または1 mg/kg 皮下希釈 72時間毎 | 全身性真菌症に。爬虫類では腎毒性が低いが慎重にモニター |
| リクガメ Tortoise |
✓ 可 | 1 mg/kg 気管内/体腔内 24時間毎 14-28日、または1 mg/kg 皮下希釈 72時間毎 | (爬虫類データから推定) 全身性真菌症に。爬虫類では腎毒性が低いが慎重にモニター |
| ヘビ Snake |
✓ 可 | 1 mg/kg 気管内/体腔内 24時間毎 14-28日、または1 mg/kg 皮下希釈 72時間毎 | (爬虫類データから推定) 全身性真菌症に。爬虫類では腎毒性が低いが慎重にモニター |
| トカゲ Lizard |
✓ 可 | 1 mg/kg 気管内/体腔内 24時間毎 14-28日、または1 mg/kg 皮下希釈 72時間毎 | (爬虫類データから推定) 全身性真菌症に。爬虫類では腎毒性が低いが慎重にモニター |
主な副作用
- ⚠️ 腎毒性
- ⚠️ 投与中の発熱・悪寒
- ⚠️ 低カリウム血症
- ⚠️ 貧血
禁忌・注意
🚫 腎疾患。腎毒性薬剤との併用。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| Aminoglycosides | Additive nephrotoxicity |
| NSAIDs | Additive nephrotoxicity |
| Corticosteroids | Exacerbates hypokalemia |
| Digoxin | Hypokalemia increases digoxin toxicity risk |
この薬が使われる疾患
アスペルギルス症急性劇症型 鳥
急性呼吸器アスペルギルス症(Bird) 鳥
気管アスペルギルス症 インコ
アフラトキシン中毒 鳥
気嚢炎 鳥
アスペルギルス症 猫
アスペルギルス症 うさぎ
アスペルギルス症 チンチラ
アスペルギルス症 フェレット
アスペルギルス症 鳥
アスペルギルス症 インコ
アスペルギルス症 オウム
アスペルギルス症 爬虫類
アスペルギルス症 リクガメ
アスペルギルス症 ヘビ
アスペルギルス症 トカゲ
アスペルギルス症 両生類
アスペルギルス症慢性肉芽腫型 鳥
アスペルギルス症鳴管型 鳥
鳥胃酵母(AGY)進行型 インコ
鳥胃酵母症難治型 インコ
ブラストミセス症 犬
ブラストミセス症 フェレット
気管支炎(Bird) 鳥
抗真菌薬の他の薬品
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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