鳥胃酵母症難治型
概要
治療抵抗性マクロラブダス・オルニソガスター感染で、慢性前胃炎と消耗を引き起こす。
主な症状
原因
インコにおける鳥胃酵母症難治型の原因: 治療抵抗性マクロラブダス・オルニソガスター感染で、慢性前胃炎と消耗を引き起こす。
病態生理
鳥胃酵母症難治型はインコにおける真菌感染症である。真菌は胞子吸入、直接接種、または粘膜コロニー形成を通じて感染を確立する。菌糸または酵母形態が酵素分解と機械的圧力により組織に侵入し、肉芽腫性炎症反応を惹起する。免疫不全個体は特に感受性が高い。感染は局所にとどまるか、血行性に遠隔臓器へ播種される可能性がある。慢性感染は線維化、組織リモデリング、進行性臓器機能障害を引き起こしうる。
治療
アムホテリシンB 100 mg/kg PO q12hを60-90日間延長投与(難治型は定義上標準30日間コースが失敗)。アゾール系抗真菌薬はマクロラブダス・オルニソガスターに無効—イトラコナゾールやフルコナゾールで代用しない。併用療法: アムホテリシンB+安息香酸ナトリウム0.5%飲水添加(消化管酸性化が抗真菌活性を増強)。ナイスタチン300,000 IU/kg PO q8hを補助的に(一部で臨床的有用性の報告あり)。内視鏡で前胃粘膜損傷の重症度と可逆性を評価。消化管運動促進薬: 前胃運動障害時メトクロプラミド0.5 mg/kg PO q8-12h(鳥類でのデータ限定的)。集中的栄養サポート: クロップチューブでHarrison's Recovery Formulaをq4-6h、補助加温28-30℃。体重毎日、糞便Gram染色毎週モニタリング。アムホテリシンB 60日以上投与にもかかわらず進行性消耗が継続し体重がベースラインから>20%減少した場合、安楽死を検討。群管理: 繁殖群から慢性排菌個体を淘汰、汚染糞便による水平伝播防止のため厳格な衛生管理。
予防
鳥胃酵母症難治型の予防には適切な環境湿度・温度の維持、良好な換気、過密の回避、定期的な清掃・消毒、罹患個体の隔離、適切な栄養による免疫機能の維持が含まれる。
予後
鳥胃酵母症難治型の予後: 急性は多くが良好。
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