急性呼吸器アスペルギルス症(鳥)
概要
鳥における真菌性の呼吸器系疾患。急性呼吸器アスペルギルス症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
鳥における真菌性の呼吸器系疾患。急性呼吸器アスペルギルス症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
鳥における真菌性の呼吸器系疾患。急性呼吸器アスペルギルス症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
鳥アスペルギルス症: ① 病原体—Aspergillus fumigatus(最多)、A. flavus、A. niger等の侵襲性真菌感染。免疫抑制・大気質悪化(カビ含むハウスダスト・基質)・ストレスで発症。② 確定: 内視鏡+気嚢病変生検(gold standard)、X線/CT(肉芽腫陰影)、PCR、IgY ELISA、galactomannan ELISA(補助的)。③ 抗真菌薬(長期治療4-12ヶ月): イトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q12-24h(最も使用)、voriconazole 12-18 mg/kg PO q12h(重症例、種別差大—African Grayは要注意)、terbinafine 10-15 mg/kg PO q12-24h(補助)、amphotericin B 1-1.5 mg/kg IV/IT q24h(重症例)。④ 局所治療: 気管内ネブライザー(amphotericin B 1 mg/mL × 15分 q24h × 7日)、内視鏡下病変直接注入。⑤ 環境管理: HEPAフィルター、基質変更(カビ含むウッドチップ回避、紙系基質推奨)、湿度・換気適正化、定期的清掃消毒。⑥ 免疫サポート: 栄養改善(ペレット・新鮮野菜・果物)、ストレス除去、ビタミンA補給。⑦ ⚠肝酵素モニタ必須(アゾール系の肝毒性)—q4-6週。Carpenter Exotic Formulary 6th ed、Avian Medicine Principles & Application。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。
予防
鳥における急性呼吸器アスペルギルス症の予防は感染源との接触回避と環境管理が中心。皮膚糸状菌症: 感染動物・汚染環境(グルーミング用品・カーペット・寝具)との接触回避、新規導入動物のWood lamp検査と培養スクリーニング。深在性真菌症: 流行地での過剰な土壌粉塵曝露回避(猟犬・農用動物)、地理的リスク評価。カンジダ/マラセチアの日和見感染予防には基礎疾患(内分泌異常・免疫抑制)の適切な管理と長期抗菌薬使用の慎重な評価が重要。
予後
鳥類アスペルギルス症(A. fumigatus主)は気嚢炎で発見遅延、急性劇症型は3-7日以内死亡率>80%。イトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q12h × 6-12週+ボリコナゾール(重症例)で慢性型は60-70%生存。気嚢肉芽腫の内視鏡下除去で予後改善、抗真菌耐性株は予後不良。
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