ラブディアス(肺虫)感染症
概要
ヘビとトカゲの肺へのラブディアス肺虫の寄生。
主な症状
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臨床徴候
爬虫類におけるラブディアス(肺虫)感染症の臨床徴候は気道閉塞・換気障害の部位により異なる。上気道: いびき・吸気性ストライダー・運動不耐性・吸気性チアノーゼ。気管: 短く乾性の発作的咳(gander-honk)・ストライダー(気管虚脱)。下気道: 慢性咳・呼気性呼吸困難・喘鳴・換気不全(喘息・COPD様病態)。突発的悪化はストレス・運動・気温変化で誘発される。
原因
Rhabdias属(爬虫類肺虫)による感染。野生捕獲ヘビで一般的。独特の生活環:肺の寄生性雌が幼虫を産生し糞便中に排出;土壌中の自由生活世代が皮膚を貫通するかまたは摂取される感染幼虫を産生。
病態生理
成虫は肺に生息し虫性肺炎を引き起こす。虫は呼吸上皮を損傷し粘液産生を刺激し肉芽腫性炎症を引き起こす。重度寄生は著しい呼吸障害を引き起こす。二次性細菌性肺炎が一般的。組織を移行する幼虫は追加的な炎症性損傷を引き起こす。
診断
ラブディアス肺虫感染症の診断は、糞便のBaermann法で第1期幼虫(L1)を検出するか、気管洗浄液中に成虫・幼虫を確認する。ヘビ類・両生類に寄生し、肺内で単為生殖する。X線検査で肺野のびまん性間質パターンを確認し、重度感染では呼吸困難・開口呼吸を呈する。血液検査ではヘテロフィリアと好酸球増多を認め、BAL(気管支肺胞洗浄)で虫体を直接回収できる。
治療
フェンベンダゾール50-100 mg/kg PO 24時間毎 3-5日間、2週間後に反復。イベルメクチン0.2 mg/kg(種の制限適用)。二次性細菌性肺炎への抗菌薬。呼吸器サポートのためのネブライゼーション。床材を非土壌タイプに変更。
予防
糞便検査と気管洗浄スクリーニングを伴う野生捕獲ヘビの検疫。非土壌床材の使用。生活環を断つための清潔な環境の維持。
予後
重度の肺障害発生前に治療されれば予後良好。確立された肺炎を伴う慢性重度感染はより慎重な予後。
関連する薬品
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