ニドウイルス感染症
Nidovirus Infection / ニドウイルス感染症
概要
ボールパイソンやその他のヘビで認識が増えているウイルス性呼吸器感染症です。
主な症状
anorexia
lethargy
mucus in mouth
open mouth breathing
respiratory distress
wheezing
原因
ボールパイソンニドウイルス(サーペントウイルス)。呼吸器分泌物と直接接触を介して伝播。ボールパイソンコレクションの主要な呼吸器病原体として認識が高まっている。他のニシキヘビ種や一部のボア科も感受性あり。
病態生理
ウイルスが呼吸器上皮に感染し過剰な粘液産生を伴う増殖性肺炎を引き起こす。粘液性〜粘液膿性分泌物が口腔と気管に蓄積する。二次性細菌感染が多く臨床像を悪化させる。慢性感染は進行性の呼吸障害に至る。
治療
抗ウイルス療法は利用不可能。支持療法:生食 ± 抗菌薬(アミカシン、F10)でのネブライゼーション、輸液、POTZ上限への加温。二次性細菌感染への全身性抗菌薬:セフタジジム20 mg/kg IM 72時間毎。必要に応じ鎮静下での口腔粘液除去。長期管理が必要な場合あり。
予防
全ての新規ボールパイソンを導入前にPCR検査。90日以上の検疫。ケージ間の良好な換気。器具の共用禁止。ペアリング前の繁殖動物の検査。
予後
要注意。一部の動物は感染をクリアする;他は慢性呼吸器疾患を発症する。死亡率は種と株により異なる。二次性細菌感染が転帰を著しく悪化させる。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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