← トップへ戻る
うさぎ (Rabbit) 皮膚 重度

潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)

Ulcerative Pododermatitis - Grade IV-V / 潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)

概要

骨髄炎、滑膜炎、腱浸潤を伴う重度の足底皮膚炎で、治療が非常に困難です。

主な症状

発熱 足の腫脹 跛行 無気力 患肢免重 足底皮膚炎の徴候

原因

ウサギにおける潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)の原因: 骨髄炎、滑膜炎、腱浸潤を伴う重度の足底皮膚炎で、治療が非常に困難です。

病態生理

潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)はウサギにおける皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。

治療

ウサギにおける潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)の治療: 【重症—骨髄炎、滑膜炎、腱浸潤】1. 培養感受性に基づく長期抗菌薬: エンロフロキサシン5-10mg/kg PO q12h×最低4-8週(骨髄炎ではさらに長期)。代替: TMS 15-30mg/kg PO q12h、クロラムフェニコール30-50mg/kg PO q12h(経口βラクタム禁忌)。2. 疼痛管理: メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO q24h + ガバペンチン5-10mg/kg PO q12h(神経障害性疼痛)。3. 創傷管理: 壊死組織のデブリードマン、マヌカハニー/銀スルファジアジン、湿潤療法、包帯交換q2-3日。4. 内科治療不応の重度骨髄炎: 断肢を検討。5. 環境改善(必須): 柔らかい床敷(フリース、厚い干し草)、金網床の完全排除。6. 体重管理。7. 連続X線で骨髄炎評価。レッキス種は足底の被毛が薄く素因あり。予後は要注意〜不良、完治困難、長期管理が一般的。参考: Harcourt-Brown (2002); Varga (2014)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意

予防

潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)の予防: 定期的な被毛・皮膚チェック。適切な飼育環境の衛生管理。寄生虫の定期的な予防駆虫。バランスの取れた食事。

予後

潰瘍性足底皮膚炎(グレードIV-V)の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 クロラムフェニコール 💊 メロキシカム 💊 ガバペンチン 💊 スルファジアジン 💊 スルファジアジン銀

※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます

皮膚の他の疾患(うさぎ)

うさぎの全疾患を見る →

VetDictでうさぎの鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

脂腺炎(Rabbit) (共通5症状) 接触性皮膚炎(Rabbit) (共通5症状) 潰瘍性皮膚炎(Rabbit) (共通5症状) 飛節びらん(進行期 グレードIV-V) (共通4症状) ブドウ球菌感染症 (共通3症状) 急性腸炎 (共通2症状) 細菌性肺炎 (共通2症状) 粘液腫症 (共通2症状)
📋 うさぎの疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。