飛節びらん(進行期 グレードIV-V)
概要
中足骨の骨髄炎と全身感染を伴う重度の飛節びらんで、積極的な外科的・内科的治療を要します。
主な症状
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臨床徴候
ウサギにおける飛節びらん(進行期 グレードIV-V)の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。
原因
ウサギにおける飛節びらん(進行期 グレードIV-V)の原因: 中足骨の骨髄炎と全身感染を伴う重度の飛節びらんで、積極的な外科的・内科的治療を要します。
病態生理
飛節びらん(進行期 グレードIV-V)はウサギにおける皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
飛節部の視診で深部潰瘍・壊死組織・骨露出を確認。X線で飛節の骨溶解・骨膜反応・関節破壊の有無を評価。超音波で軟部組織の膿瘍形成を確認。細菌培養・感受性試験(嫌気性培養含む)で起因菌を同定。CBC(白血球>12×10³/μL、ヘテロフィル優位)で全身性感染を評価。生化学でTP・ALB(慢性炎症→低ALB)、腎機能(アミロイドーシスリスク→BUN/Cre)を確認。疼痛評価(ラビットグリマススケール:RbtGS 0-10)で鎮痛管理の必要性を判断。両後肢+前肢も評価。体重・BCS・床材・運動量の聴取。
治療
ウサギにおける飛節びらん(進行期 グレードIV-V)の治療: 【中足骨骨髄炎+全身感染—積極的長期治療が必要】1. 長期抗菌薬: エンロフロキサシン5-10mg/kg PO q12h×最低6-8週(培養感受性に基づく、骨髄炎ではさらに長期)。深部骨感染には注射用ペニシリンG 42,000-84,000 IU/kg SC q48hを追加可。代替: TMS 15-30mg/kg PO q12h、クロラムフェニコール30-50mg/kg PO q12h(経口βラクタム禁忌)。2. 疼痛管理: メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO q24h + ガバペンチン5-10mg/kg PO q12h。3. 創傷管理: デブリードマン、マヌカハニー/銀スルファジアジン、湿潤療法、包帯交換q2-3日。4. 環境改善(必須): 柔らかい床敷(フリース、厚い干し草)、金網床の完全排除。5. 体重管理。6. X線: 骨髄炎・滑膜炎の経過観察。7. 重度骨髄炎: 断肢を検討。レッキス種と肥満ウサギに素因あり。予後は要注意〜不良。参考: Harcourt-Brown (2002); Varga (2014); Mancinelli et al. (2014)。
予防
飛節びらん(進行期 グレードIV-V)の予防: 定期的な被毛・皮膚チェック。適切な飼育環境の衛生管理。寄生虫の定期的な予防駆虫。バランスの取れた食事。
予後
飛節びらん(進行期 グレードIV-V)の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。
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