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うさぎ (Rabbit) その他 軽度

赤色尿(非病的)

Red Urine (Non-pathological) / 赤色尿(非病的)

概要

ポルフィリン色素の正常な排泄により尿が赤橙色に変色する状態。血尿と混同してはいけません。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける赤色尿(非病的)の臨床徴候は心機能低下の程度により段階的に進行する。代償期(無症候): 心雑音が唯一の所見、聴診で発見される。早期心不全: 運動不耐性・咳(左心不全)・腹水(右心不全)。進行性心不全: 呼吸困難・チアノーゼ・失神・夜間咳。末期: 起座呼吸・肺水腫・心原性ショック。猫では FATE(大動脈血栓塞栓症)として急性後肢麻痺・冷感・疼痛・パルス消失で発症することがある。

原因

ウサギにおける赤色尿(非病的)の原因: ポルフィリン色素の正常な排泄により尿が赤橙色に変色する状態。血尿と混同してはいけません。

病態生理

赤色尿(非病的)はウサギにおける血液・全身性疾患である。正常な血球産生、機能、または破壊の障害を伴う病態生理を有する。骨髄障害、脾臓隔離、消費性凝固障害、末梢破壊機構が関与しうる。酸素運搬能の低下(貧血)、止血不全(血小板減少症、DIC)、異常な細胞増殖(多血症)により組織灌流と臓器機能が障害される。肝、腎、心血管系の二次的臓器障害が発生しうる。

診断

赤色〜オレンジ色の尿排泄で飼い主が血尿を心配して来院。尿試験紙でヘモグロビン・潜血が陰性であることを確認し、真の血尿を除外。尿沈渣で赤血球の有無を顕微鏡的に確認。ウサギの尿はポルフィリン色素を含むため正常でも赤色〜オレンジ色を呈する。食餌内容(β-カロテン含有食品:にんじん・ビーツ等)を聴取。CBC/生化学・超音波で子宮疾患・膀胱疾患を念のため除外。赤色尿は通常1-3日で自然消退する。ウサギ特有の生理的現象であることを飼い主に説明。

治療

赤色尿の治療: 真の血尿との鑑別が最重要目標。ウサギの赤色/橙色尿は通常正常 — 食事由来のポルフィリン色素排泄(野菜のβ-カロテン等)。診断: 尿試験紙 — 血液/ヘモグロビン陰性で赤色/橙色=ポルフィリン尿(正常、治療不要)。血液陽性=真の血尿→完全な尿路検査が必要。尿沈渣: RBC不在でポルフィリン尿確定。一般的な食事誘因: タンポポ葉、ニンジン、ホウレンソウ、ビーツ。一部のウサギは食事変更なく間欠的に赤色尿を排泄 — 正常な生理的変動。重要: 食事制限は不要。飼い主にウサギの正常な所見であることを説明。真の血尿確認時(試験紙陽性+沈渣RBC): 尿検査+培養感受性、腹部X線(炭酸カルシウム結石はX線不透過)、腎臓/膀胱超音波。未避妊メス>2歳では子宮疾患を除外(腺癌、子宮内膜過形成 — 未避妊メスの血尿の最多原因)。参考文献: Harcourt-Brown (2002); Varga (2014); Quesenberry & Carpenter (2012).

予防

赤色尿(非病的)の予防には全血球計算を含む定期的な健康モニタリング、既知のトリガー(毒素、感染性病原体)への曝露の最小化、適切なワクチン接種と寄生虫予防、血液学的副作用が知られる薬剤の回避、粘膜蒼白、点状出血、原因不明の無気力などの初期徴候に対する迅速な獣医学的対応が含まれる。

予後

赤色尿(非病的)の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

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