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インコ (Parakeet) 感染症 重度

副鼻腔アスペルギルス症

Sinus Aspergillosis / 副鼻腔アスペルギルス症

概要

眼窩下洞に限局したアスペルギルス感染で、慢性副鼻腔炎と顔面腫脹を引き起こす。

主な症状

顔面腫脹 無気力 鼻汁 呼吸困難 くしゃみ

原因

Aspergillus属(主にA. fumigatus、A. niger)の胞子吸入が原因である。環境中に広く存在する日和見真菌であり、免疫抑制状態、長期抗菌薬使用による菌交代現象、ビタミンA欠乏、ストレス、不適切な換気による胞子濃度の上昇が発症リスクを高める。鳥類では気嚢システムが感染拡大の場となる。

病態生理

真菌感染の病態生理は真菌の組織侵入と宿主免疫応答の相互作用に基づく。真菌細胞壁成分(β-グルカン・マンナン)がパターン認識受容体を介して自然免疫を活��化する。糸状菌は菌糸伸長により組織を物理的に破壊し、プロテアーゼ分泌により細胞外マトリックスを分解する。宿主の防御には好中球とマクロファージによる貪食、Th1/Th17応答が中心的役割を果たす。免疫抑制状態では防御機構の破綻により日和見感染が成立する。

治療

診断に基づく適切な内科的または外科的治療、輸液療法を含む支持療法、疼痛管理、栄養サポート、治療反応の定期的モニタリング。

予防

清潔で乾燥した飼育環境の維持が基本的予防策である。感染動物との直接接触の回避、汚染された環境の徹底的な消毒、過密飼育の回避が重要である。免疫抑制状態にある動物では特に注意が必要であり、長期ステロイド投与中は真菌感染のリスクが上昇する。新規導入動物の検疫と皮膚糸状菌培養検査の実施が集団発生の予防に有効である。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 イトラコナゾール 💊 フルコナゾール 💊 アムホテリシンB

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