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インコ (Parakeet) その他 中等度

慢性副鼻腔炎(インコ)

Chronic Sinusitis / 慢性副鼻腔炎(インコ)

概要

インコにおける細菌性の呼吸器系疾患。慢性副鼻腔炎は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

主な症状

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臨床徴候

呼吸困難、頻呼吸、咳嗽、鼻汁、開口呼吸、聴診でのラ音・断続性ラ音、運動不耐性、チアノーゼ、尾振り呼吸(鳥類)。

原因

ビタミンA欠乏(最も一般的な素因)、細菌/真菌感染。シード食のインコに好発。

病態生理

副鼻腔の慢性細菌/真菌感染→眼周囲の腫脹・鼻汁。ビタミンA欠乏→粘膜の扁平上皮化生→感染素因。

診断

慢性副鼻腔炎(インコ)の診断は臨床徴候、詳細な病歴、身体検査に基づく。推奨される検査: 胸部X線検査 (Thoracic Radiography), 全血球計算 (CBC), 気管洗浄液検査 (Tracheal Wash / BAL), 血液ガス分析 (Blood Gas Analysis)。インコにおける類似の臨床徴候を呈する他疾患との鑑別が必要である。

治療

【インコの慢性副鼻腔炎】■病態: 急性副鼻腔炎の慢性化。VA欠乏による粘膜扁平上皮化生が基盤。Aspergillus合併あり。■症状: 慢性膿性鼻汁、副鼻腔腫脹(眼窩周囲)、呼吸困難。■治療: 副鼻腔洗浄(全身麻酔下—生理食塩水+エンロフロキサシン注入)q3-7日。全身抗菌薬: エンロフロキサシン 15 mg/kg PO q12h×4-6週。Aspergillus→イトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q12h。VA補充: レチノールパルミテート 2,000-5,000 IU/kg IM×1回。食餌改善: ペレット食転換+VA豊富野菜。■予後: VA改善+長期抗菌薬→改善。食餌未改善→再発必至。■参考文献: Harrison & Lightfoot 2006; Coles 2007; Harcourt-Brown & Chitty 2005

予防

ビタミンA欠乏予防(緑黄色野菜・ペレット食)。副鼻腔洗浄。

予後

インコにおける慢性副鼻腔炎の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 イトラコナゾール

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