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犬 (Dog) 眼科 軽度

チェリーアイ(第三眼瞼腺脱出)

Cherry Eye / チェリーアイ(第三眼瞼腺脱出)

概要

第三眼瞼腺の脱出で、目の内角に赤い塊として現れます。

主な症状

目やに 目の充血

原因

先天的な結合組織の脆弱性。好発犬種:コッカースパニエル、ブルドッグ、ビーグル、バセットハウンド、シャーペイ。通常2歳未満で発症。

病態生理

第三眼瞼腺(瞬膜腺)を固定する結合組織の先天的脆弱性→腺組織の脱出→露出した腺の乾燥・炎症・二次感染→涙液産生の約30〜40%を担う腺の機能障害→KCS(ドライアイ)リスク。

治療

外科的整復が標準治療。第三眼瞼腺(nictitans gland)の切除は涙液分泌低下によるKCS(乾性角結膜炎)リスクがあるため推奨されない。ポケット法(Morgan pocket technique)が最も一般的 — 腺を結膜ポケット内に埋没。タッキング法(anchoring technique)は瞼板/眼窩骨膜に固定。再発率は10-20%で再手術が必要な場合あり。術前の抗炎症点眼(デキサメタゾン0.1%点眼 q6h×数日)で腺の腫脹を軽減。好発犬種:コッカースパニエル、ブルドッグ、ビーグル、シーズー。

予防

確実な予防法はない。発症後は腺の切除ではなく外科的整復(ポケット法・アンカー法)を推奨(切除するとKCSリスク上昇)。

予後

予後は眼疾患の種類、重症度、治療開始の時期に大きく依存する。角膜潰瘍や結膜炎の多くは適切な局所療法により良好な治癒が期待できる。緑内障は早期発見と積極的な眼圧管理が視力温存に不可欠であり、治療の遅延は不可逆的な視神経障害に至る。白内障は外科手術により視力回復が期待できる。定期的な眼科検診が早期介入と予後改善の鍵となる。

関連する薬品

💊 デキサメタゾン

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